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【プロ野球】

阪神・伊藤隼太が野村と対戦熱望

2011年12月13日 紙面から

バットを手にポーズを決める、阪神ドラフト1位入団の伊藤隼太=大阪市内のホテルで

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 阪神の新入団選手発表会見が12日、大阪市内のホテルで開かれ、6選手(育成1人含む)がお披露目された。鳥谷以来のスター候補として期待を集めるドラフト1位の慶大・伊藤隼太外野手(22)は、東京6大学で何度も対峙(たいじ)してきた広島のドラフト1位・野村(明大)とのプロでの対戦に胸躍らせた。

 「大学時代からともに戦い、しのぎを削ってきた広島の野村選手との対戦が楽しみです」。伊藤隼の精悍(せいかん)な顔つきはなんら変わることなかったが、この瞬間、言葉には自然と力がこもった。広島に鳴り物入りで入団する即戦力ルーキーこそが、見据えるライバルだった。

 脳裏に残るのは、抑えられたイメージばかりだ。好調と自覚していたときに、バットをへし折られ、なすすべなく打ち取られたこともある。「全然良くない。(対戦打率は)2割ちょっとくらい」。力強い真っすぐに、切れ味鋭い変化球。確かに難敵だが、野村以上の投手がプロにはいる。成功をつかむために、まずは乗り越えなければならない壁である。

 慶大の強打者と明大のエースのライバル関係といえば、高橋由(巨人)と川上(元中日、ブレーブス)が思い出される。両者のような名勝負を繰り広げるためにも、定位置確保が欠かせない。「自分のスタイルで、目の前のできることをやっていきたい」。伊藤隼はそう言い、表情を引き締めていた。 (島田明)

 

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