R100RSの印象など
納車で舞い上がった気持ちが少し落ち着いたところで、R100RSの印象など述べてみたいと思います。R100RSに跨ったのは、5年ぶりくらいだったでしょうか。その記憶はかなり薄れていましたが、徐々に思い出してきました。 まず全体的な印象としては、優しいバイクだなぁということです。 直進性が強めで、まったりとしたハンドリング。今回は古いタイヤ+濡れ落ち葉だらけの峠だったので振り回すような走り方はしていませんが、ゆっくりバンクしていく感じは、現代のRやFにも通じるビーエムならではです。腰をずらして膝を出して一気にバンク!みたいなドカのような乗り方(←過去常習犯)は、似合いません。 高速の安定性は、20年前の車両(初年度登録は昭和!↑)とはいえ素晴らしいですね。もちろん先日乗った最新のHondaのCBR1000RRなどには比べるべくもありませんが、ただラクで安定しているだけがモーターサイクルの美点ではないでしょう。程よい緊張感を持ちつつ、疲労感も少なく長距離を走れるいい塩梅だと感じました。 そうそうシャフトドライブならではのクセは、懐かしいものでした。クラッチをつなぐと後輪がピョコっと上がるんです。これはチャームポイントと言えるでしょうね。 一方でエンジンはエンジンで、穏やかな特性に穏やかなビート。あまり長く暖気しない方がいいと指導を受けましたが、独特の重い深みのあるエンジン音はただ聞いているだけで「いいなぁ」と思えます。特に3,000〜4,000rpmくらいのガラガラ言う懐かしい音。60sの同じくOHVのイギリス車(クルマです)にも通ずる暖かさ。Hondaのマルチのエンジンとは正反対で、プロペラ機のような重厚なアナログ感たっぷり。一番のお気に入りが、このエンジン。いい味してます、ホント! ちなみに初めとても抵抗のあった(笑)フルカウルについては、初ツーリングで十分に恩恵に預かった結果、なくてはならないものになりそうです。夏は灼熱と聞きますが、しばらくの間はかなり助けられることでしょう。 コアなビーエムのファンの方に言わせると、排ガス、騒音対応をされたモノサス後期型よりもツインショックの初期型こそ“らしい”と聞きます。でも裏を返せばモノサス後期型は“最後期のOHV”とも言えるわけで、最も走りの性能の高いOHVと言えるんじゃないかと!今の自分にツインショックの面倒を見る余裕はないですし、自分には十分ビーエム“らしさ”は味わえるので満足しています。 そんなわけで、今はバイクについてきた非常に手厚いマニュアルを熟読しております(゜o゜) |
20年以上前のバイクでも、やはりいいものはいいのですね♪
しかも程度抜群のようですので余計当時の良さが味わえているようですね。
このマニュアルもとっても味がありますね〜
いやぁ、羨ましい!
2009/12/15(火) 午後 11:14 [ リリー ]
>プロペラ機のような重厚なアナログ感
いい表現ですね!
そうしたリズムの中で、何か一本の線が引かれたかのような安定性があって、
非常に心地いいですね。
2009/12/16(水) 午後 7:51 [ イナイチ ]
>リリーさん
ですね!いいものを味わせてもらっている気がしております。
このマニュアル、考えかたの違いか非常に懇切丁寧なんです。
しかも米国的訴訟のリスクヘッジという感じではなく、
独逸人的良心とでも言うか、非常に丁寧で感心します。
どこかでご紹介できればと思います!
2009/12/16(水) 午後 10:40
>イナイチさん
そうそう!そうなんです!!
リズムの安定感とでも言うか、本当に心地いいんですよね。
僕は久々に味わいましたが、期待通りでホント満足です!
2009/12/16(水) 午後 10:41