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事件
警視庁が自転車総合対策 車道走行強制せず、危険運転は指導強化
2011.12.12 15:58
[交通事故]
自転車の交通マナーの向上をはかるため、警視庁は12日、自転車総合対策をまとめた。歩道での走行は歩行者の安全確保を前提にしたうえで柔軟に認めることや、違法な運転に対する取り締まり強化の方針などを盛り込んだ。来年1月1日から東京都内を対象に実施する。
警察庁で10月、これまで「原則幅2メートル以上の歩道」で認めてきた自転車の走行を「原則幅3メートル以上の歩道」に見直すことを柱にした規制強化を打ち出したことを受けてとりまとめた。
警視庁によると、総合対策では、大型車の多い道路などでは歩道の幅に過度にとらわれることなしに、これまで通り自転車の歩道走行を認める。
法令では、「自転車は車道走行が原則」とされているが、利用者から「車道での走行は怖い」などの声があるほか、現状でも都内の歩道の約6割では自転車走行が認められていることなどから、道幅が一定程度確保されていれば、車道通行を強制しないことにした。
一方、歩道でスピードを出して徐行しなかったり、ジグザグ走行したりする危険な運転の交通指導を強化し、従わない場合は摘発する。
車道でも携帯電話の通話やヘッドホンを聞きながらの走行は同様に指導を強化する。競技用自転車などで、ブレーキを付けずに公道を走った場合は、すぐに交通切符を切るなど、自転車の取り締まりを積極的に行う。
自転車が車道を安全に走れるように専用通路「青色レーン」整備や駐車違反取り締まりも進める。
警視庁は今後、各警察署で重点地区を設置。集中的に街頭指導を行い、交通ルールの周知徹底を図る。
狭い歩道、自転車原則ダメ - 10月25日
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