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2011年12月9日21時12分

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東電管内の電力使用率94%に 4月以降最多

図:東京電力管内の消費電力の推移拡大東京電力管内の消費電力の推移

 真冬並みの寒さとなった東京電力管内は9日、暖房需要が伸び、供給力に対する電力の使用率が94%に達した。震災直後の計画停電が終わった4月以降では最高だ。11月末からの相次ぐ火力発電所のトラブルで、供給力が約200万キロワット落ち込んだことも使用率を押し上げた。

 この日の最高気温は東京都心で7.4度。午後5時台、供給力4730万キロワットに対し、電力需要が4487万キロワットまで上がった。東電は「無理のない範囲で節電をお願いしたい」(広報担当)と呼びかけている。

 東電管内の電力使用率は、6月29日に93%を記録。政府が電力使用制限令を発動した夏場は、需要が抑えられ、90%を超えたのは1日のみだった。

 一方、東北電力管内(東北6県と新潟県)では9日、電力使用率が95%に達した。最大需要が午後5時台に、この冬の最高を更新した。能代火力発電所1号機(秋田県能代市、60万キロワット)が燃料供給装置の不具合で一時停止したが、東電から70万キロワットの融通を受けてしのいだ。

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