飲食店やホテルなどにアクセスポイントを置き、無料のインターネット接続サービスを行っている東京都内の会社が、利用者に無断で、ホームページの閲覧履歴などを集めていたことが分かり、総務省が調査に乗り出しました。
東京・品川区に本社がある「コネクトフリー」は、東京都内や関西地方の飲食店やホテルなどおよそ40か所にアクセスポイントを設置し、無線を使ったインターネット接続サービスを行っています。サービスは無料で利用できますが、その際、利用者のホームページの閲覧履歴や、ツイッターという簡易投稿サイトのIDなどの情報を、無断で集めていたことが分かりました。これについて、総務省は、通信の秘密を侵害することを禁じた電気通信事業法に触れる恐れもあるとして、業者から話を聞くなど、サービスの実態について調査を始めました。「コネクトフリー」は、「利用者にご迷惑をおかけし、お詫びしたい。情報を集めたのは、利用者の動向を知り、今後のビジネスに生かすためで、第三者には提供していない」としています。