TVリポーター“仕事減”に悩んでいた…公園トイレで首つり自殺か

2011.12.12


奥山英志さん【拡大】

 震災後に行方不明になり、家族から捜索願が出されていたリポーター、奥山英志さん(62)とみられる遺体が、首をつった状態で見つかっていたことが分かった。12日のフジテレビ系「とくダネ!」が報じた。遺体は東京都調布市の公園で発見され、遺書などは見つかっていないという。

 奥山さんとみられる遺体は4月、調布市深大寺元町にある神代公園の障害者用トイレで見つかり、発見当時、荷物置き場の上にひもをかけ、首をつった状態だったという。同公園は都立唯一の植物園として知られ、川崎市内の奥山さんの自宅から5キロメートルという距離に位置する。

 「とくダネ!」では、リポーター仲間が「信じたくない」と沈痛な表情を浮かべつつ、「遺体が発見されたトイレの近くには、奥山さんと飲んだり食べたりした蕎麦店があり、思い出の地だったのでは」と話していた。

 発見された遺体はすでにだびにふされているが、遺族が今月8日、警視庁で火葬前の写真と遺品を確認。フジテレビの取材に奥山さんのおいは「おじで十中八九間違いない」などと答えている。警視庁では現在、DNA鑑定や指紋照合などを行い、身元確認を急いでいる。

 警視庁のホームページ(HP)内にある身元不明相談室コーナーでは4月10日ごろ、同公園で亡くなって発見された男性の情報として、「45〜55歳位の男性」「身長175〜185cm位 太り 丸顔」のほか、所持品の眼鏡、青色ジャンパー、灰色の運動靴などを写真とともに公開している。この男性が奥山さんとみられる。

 9月に女性誌が報じたことで明らかになった奥山さんの“失踪”。その後、東京都八王子市内のスーパーで酒を買っていたなどの目撃情報が浮上したものの、行方不明のままだった。関係者によると、仕事の減少に悩んでいたともいわれる。

 所属する吉本興業では、奥山さんかどうかの確認結果が出次第、何らかのコメントを出す予定。

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