ウォールストリートで 20 年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

今週のぐっちー 破たんのプロセスとTPP

iconBlogDate.jpg   2011-12-12 08:29:43 | マーケット

えー、こうして元気に書き込んでおりまして大変喜ばしいことでございます。

応援メッセージをたくさん頂いておりまして、感謝の一言しかございません。
ありがとうございます。ピンポイントではあたりませんでしたが、流れは間違いないので、とにかく現金比率を高めることをお勧め致します。

今週のメルマガは今回の欧州首脳会議の結末の分析。 Over Promise, Under Deliver というFTの表現が一番あたっていますね。まさに空手形の連発。市場がどこまで許容するかだけが問題で、カウントダウン状態に変わりはない。しかも2012年の3月にユーロ参加17カ国以外の26カ国を含め財政削減目標を決めて条約とするなんて・・・・・

昨年の4月以来何も実行できていない今のEUにそんなことできますか?

だったらあんな小さなギリシア問題をなんで1年半以上解決できないのか?

算数のできない小学生が数学なら解けるといっているようなもんですね。

あとは実際の破綻するプロセスはこうですよ、ということとヘッジファンドが日本国債を売り崩すって人がいrんですけど、あんたばかか、という話となっております。

アエラ。

こちらはTPPについて書いています。
正直大した問題ではないので(どっちでもいい)賛成反対で議論するのもばかばかしい。
ただ、もう、実情を知らない人は発言するべからず。
アメリカの食品が全部危ないという考え方はそれこそ「危ない」。
ウォールマートに行ったことない奴は発言資格なし、です。

遺伝子組み換えの表示だとかなんとか行ってますが、たとえば牛乳には成長ホルモンが入っているのか、入っていないのか表示義務がないんですよ、日本は。

いいですか、遺伝子組み換え大豆が直接がんを引き起こしたデータはない。しかし成長ホルモンが乳がんの最大の原因の一つであることは特定されています。たばこと同じですよ。
なのに日本ではその成長ホルモンの表示義務が無い。

これで本当に日本の食品は安全なんなのですか?

という質問に答えられる人がほとんどいない。だって、放射能測定で何ベクレルのセシウムなんて表示してある野菜なんて売ってないでしょ? アメリカ産野菜ならゼロですよ(笑)。

成長ホルモンは乳がんの原因であることが特定されているので、牛乳に限らずアメリカでは投入表示義務があります。私は日本の牛乳なんて心配で買えませんて。逆にアメリカでは消費者がうるさいので表示しないと訴えられたりする。

つまりどうみても選択肢が広がるだけであって、嫌なら買わなきゃいいんです。来なくなりますから(笑)。

それでもアメリカの安い農作物だらけになる?

オレンジ、グレープフルーツの自由化で日本のみかん農家は全部潰れるとすべての新聞が報道していたのを私はよく覚えています。当時の新聞を見てみてください。

みかん農家、無くなりましたか?

つまり消費者に選択肢がある限り嫌なものは排除すればよろしい。

日本のスーパーが束になってもかなわない大資本のカルフール、ウォールマートが日本を席巻しましたか?
10年前から自由に参入していますが、一度も成功したことがないではないですか。
日本の消費者の目が厳しく参入できないだけです。韓国では競争力があっても日本ではない。

ハンバーガーもマクドナルト以外成功したことすらない。(因みに日本マクドナルトは日本の会社です)。

まあ、そのあたりをよく考えましょうね、という記事なんですが、このままいくと、あら、ブログの方が詳しくなってしまうとまずいのでこのあたりで(笑)。

いずれにせよ食の安全の基準などといいますが、それらを規制するためのコストを税金で払っているのはみなさんです。日本人の消費者が買わないものは無くなってしまう、というのが資本主義の当たり前の結果です。
ですから、カルフールも潰れてしまう。

反対派の人は、日本人の消費者がばかで選択力がないので保護しなければ大変だ、ということと同義のことを言っている訳ですね。

正直どっちでもいいような問題ですよ、これ。

むしろ最大のチャンスを得るのは日本の農業でしょう。
アメリカの消費者は選ぶことを当然の権利と考えています。

今日本の野菜やりんごが無関税でアメリカになだれこんでいったら、自動車どころじゃないだろう、とわくわくするんですけどね〜、なんでそう思わないのか、よくわからんですね。

アメリカの市場を知らなさすぎる、と思いますけどね。

では!
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■メルマガ12月12日号は午前9時52分に配信完了致しました。
【今週のお題目】
1.Over Promise, Under Deliver
2.実際に破綻する場合のプロセスを考察する
3.日本国債がヘッジファンドに売り込まれる事はあり得ません
※あとがき※
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