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【プロ野球】

ホークス Vパレード お父さん犬も参加

2011年12月12日 紙面から

沿道のファンに手を振る(左から)高谷、長谷川、山田、大場、摂津、福田=福岡市の明治通りで(佐藤雄太朗撮影)

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 8年ぶりの日本一となったソフトバンクの優勝パレードが11日、福岡市の中心部で行われ、沿道を埋め尽くした約33万人が快挙を祝った。選手たちはオープンカー、トラックなど8台に分乗。秋山幸二監督、王貞治会長、孫正義オーナーらとともに、ファンの声援に手を振ってこたえた。フリーエージェント(FA)宣言して巨人移籍か残留かで悩む杉内俊哉投手には「行かないで!」の声も飛んでいた。

 福岡があらためて喜びに浸った。ソフトバンクとなってつかんだ初の頂点。リーグ制覇に止まった昨年の優勝パレードよりも約8万人多い、約33万人観衆が福岡市中心部の沿道を埋めた。

 パレード初参加の孫オーナーは秋山監督、米大リーグへの移籍が確実視される川崎と先頭のオープンカーに乗り込んだ。「いや〜、最高。これで完結ですね」。球団オーナーとしては異例となる3度の胴上げに3度のビールかけを経験。このパレードが歓喜の締めくくりとなった。

 秋山監督もひと味違う感動をかみしめた。「球場もファンと一体感があるけど、パレードの方がファンとの距離が近いからね。この瞬間の喜びは格別だ」。今年は東日本大震災など暗いニュースが多かっただけに「ファンに喜んでもらうのはいい。街が明るくなって良かった」と笑みを浮かべた。

 王会長は新選手会長の本多、松中とともに2号車へ。「今年はファンの反応が違うよね。ストレートに伝わってくる。(昨年とは)全然違ったよ」と沿道から昨年以上の感激を感じ取った。

 一方、FA宣言後、去就が注目される杉内には沿道からの熱い“残留要請”が届けられた。「ファンの声援の大きさは十分に感じています。うれしかった」。杉内は悲鳴のような「行かないで〜」といった呼び掛けやプラカードでの慰留に感激。あらためてファンへの感謝を口にした。

 パレードにはテレビCMで人気の「お父さん犬」も参加。寒空の下、紙吹雪が舞い、歓声が響いた師走の福岡。交流戦を含め全11球団に勝ち越す史上初の完全制覇を果たしたソフトバンクの本拠地が、記録にも記憶にも残る8年ぶり日本一を祝う歓喜に包まれた。

  (久保安秀)

 

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