中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

星野監督は再び鬼になる 「来年はハッスルする」

2011年12月12日 紙面から

壇上であいさつする楽天・星野監督=福島県郡山市のホテルで

写真

 楽天の星野仙一監督(64)が11日、来季からは中日、阪神監督時代のように鬼の闘将に戻ると宣言した。東北各地の個人後援会「楽仙会」のあいさつまわりで山形市と福島県郡山市に立ち寄った際、高らかと宣言した。

 「今年は静かに(チームを)見てきたが、来年は私もハッスルします。相手の選手だけでなく、ウチの選手とも闘う。常にファイティングポーズをつくる」

 中日監督時代には鉄拳制裁もいとわぬ厳しい指導で若手を育て上げた。扇風機やストーブなど、ベンチの器物を次々と壊したりと武勇伝には事欠かなかった。ところが8季ぶりに監督に復帰した今季は初めてパ・リーグ球団を指揮することもあり、選手らの動きを注視。試合中も怒りをこらえ、仏頂面で過ごすことが多かった。

 「選手の力量、心技体はかなり掌握した。ただ、勝利に対する執念が足りないな。負けても明日頑張ればいいと思っている選手もいる。負け犬根性が染み付いている」

 “仏の仙さん”は就任初年度の1年間限定。その証拠に11月に倉敷で行われた秋季キャンプではスパルタ練習を解禁した。大久保新打撃コーチのアイデアで午前7時練習開始のアーリーワークを取り入れ、野手に1日2000スイングのノルマを設定。20日間で休みはわずか1日しか設けなかった。「練習というよりは訓練、鍛錬。嫌なことをやらせて、それを当たり前にする」。しごきにしごきまくり、性根をたたき直した。

 来年1月で65歳を迎えるが、熱血主義は青年監督だった当時のまま。闘将の陣頭指揮で楽天が闘う集団へと変わる。 (鶴田真也)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ