ここから本文です
[PR] B型肝炎訴訟における救済についての情報を掲載しています〜政府広報

EU首脳会議閉幕 加盟国間の対立深まる

日本テレビ系(NNN) 12月10日(土)9時8分配信

 ベルギー・ブリュッセルで開かれていたEU(=ヨーロッパ連合)の首脳会議は、信用不安の拡大を防ぐため財政規律を厳しくすることなどで合意し、9日に閉幕した。一方で、EUの基本条約の改正に強く反対したイギリスと他の加盟国の間で対立が深まる結果となった。

 2日にわたる会議では、ユーロ圏の各国の財政赤字が3%を超えた場合、自動的に制裁を行うことなど財政規律を強化することで合意した。しかし、EUの「基本条約」を改正して制裁措置などを盛り込むというフランスとドイツの提案にイギリスが最後まで反対し、条約の改正は断念することになった。

 フランス・サルコジ大統領「EU27カ国での条約改正を望んでいたが、“お友達”のイギリスの立場によって不可能になった」

 閉幕後の会見で、EU・ファンロンパイ大統領は、イギリス以外の全ての国が来年3月までに新たな条約を結ぶ見通しになったことを明らかした。

 ファンロンパイ大統領「事実、26人の首脳が努力に加わることに協力的だ。彼らは、ユーロが大切なものだと理解している」

 イギリス・キャメロン首相「我々は決してユーロに参加しない」

 債務危機を乗り越えるため各国が結束するはずの会議だったが、逆に内部での対立が表面化し、一枚岩になれないEUのもろさがあらためて浮き彫りとなった。

【関連記事】
EU首脳会議 財政規律の強化で合意
EU首脳会議始まる 条約改正合意が焦点
仏独首脳、新EU条約の締結提案で合意
独首相、EU基本条約の改正を提案へ
独仏首脳、リスボン条約の一部改正提案へ

最終更新:12月10日(土)9時8分

日テレNEWS24

 

PR

carview愛車無料査定
PR

注目の情報


PR