2010年09月21日 08時35分

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「金の価格は今もロスチャイルドが握っている」【ドットコモディティ】

「金の価格は今もロスチャイルドが握っている」

ドットコモディティ株式会社

ットコモディティ株式会社(本社:東京渋谷区・代表取締役社長 舟田仁)では、毎日、相場観を交えたコラムを執筆いただいております小針秀夫氏のレポートをご紹介しております

(小針秀夫氏)
トーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表取締役
東京工業品取引所日報編集長を経て、2001年にトーキョー・トレーダーズ・タイムズを設立。
現在は「コモディティ・ジャーナリスト」として各メディアで活躍中。

(9/21更新)
◆おはようございます。
◇マーケット予想の的中率で信頼性の高いゴールドマンサックスが、ドル建て金価格の見通しとして、「向こう半年の間に1300ドルまで上昇する」との予想を明らかにした。
◇この強気な見通しに対し、あまり驚きはない。また新鮮味も薄い。既に相場が1280ドルまで上昇していることからすると、例えば9/24のケースのように1日で24ドルも上昇するような局面があるとするなら、明日にも1300ドルに達する相場であるからだ。また1300ドルに達するなんてもはや誰もがそう思っているし、しかも、向こう半年の期間で…なんて、見方がちょっとズレている。
◇更に、既にもう2~3年も前から、例の蝶ネクタイがシンボルマークのジムロジャーズ氏が「将来の金価格は2000ドルまで上昇する」との予想を出しているため、1300ドル予想はあまりに大人しい見方である。実際、2000ドルまで上昇するのかどうかの議論はさておき、1300ドルは通過点の一つで、それ以上の相場上昇の可能性は大…とほとんどの人が見ているのは事実であろう。
◇WTI原油がまだ40~50ドル付近で推移していた時、ゴールドマンサックスは「原油価格は105ドルまで上昇する」と予想、見事に予想を的中させた。しかし今回の金見通しに関しては、そんな新鮮さと大胆さは影を潜めている。
◇参考までに、ゴールドマンサックスだが、その従業員総数は約1万人。世界のM&Aアドバイザリーランキング第1位で世界金融トップに君臨。そして、このゴールドマンサックスはロスチャイルド系。このロスチャイルドは知っている人はご存知のとおり世界の金価格の決定権を握っている。2000年代半ばまでロスチャイルドの「黄金の間」にて、このロスチャイルドが中心となってフィキシングメンバーと呼ばれる数人にて、朝の紅茶をすすりながら金価格をと決めていたのである。NY金市場が見掛け上は金価格の指標とされているが、今でも、価格決定権はロスチャイルドにある側面があることは否定できない。実際、金価格は現物=ロコ・ロンドン現物(ロンドン渡し)価格が指標。その決定権は引き続きこのロスチャイルド(ゴールドマンサックス)が握っているのである。
◆ではまた明日。


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■ドットコモディティについて
ドットコモディティ株式会社
所在地 〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿1-21-8 セラ51ビル6F
■事業内容
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■関連URL
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カテゴリ サービスその他サービス 
業種 金融・保険その他金融 

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