7月
27日
2011

総会に遡及して承認 教科書採択協議会

Category: 地域・教育



 教科用図書八重山採択地区協議会(委員8人)の玉津博克会長(石垣市教育長)、慶田盛安三副会長(竹富町教育長)、崎原用能副会長(与那国町教育長)は26日夕、市教育委員会で役員会を開き、終了後に記者会見した。規約に定めた手続きを取らずに自ら役員会の会長として役員会での選任を経ずに調査員を委嘱、任命した件について玉津会長は「6月27日の総会に遡及(そきゅう)して認められた」と発表した。今回の手続きに不満を示していた慶田盛副会長は会見後、「理解はしたが、納得はしていない」と述べ、事実上後戻りできないという事後承諾だったことを明らかにした。一方、崎原用能副会長は「調査員の名簿を受けた段階で役員会で承認したと思っていた」と述べ、玉津会長同様の認識を示した。

 玉津会長は「役員それぞれに受け止め方があったように思われていたが、本日の役員会で意見の確認ができた」と述べ、調査員の選任と役員の互選の2点について両副会長から総会にさかのぼって承認を得たと報告した。
 事前に協議していなかった教科用図書に対する調査員の順位付けの廃止についても玉津会長は「複数推薦を確認した」と説明した。

 事務局の市教委によると、協議会は8月4日、各教科の教科書を採択する予定。教科ごとに調査員の出席を求めて説明を受けるという規約上の手続きをとらず報告書を提出させ、選定資料シートを使用して無記名投票とすることを確認した上で採択の手続きに入る方針。無記名投票の結果、4対4になった場合の対応について複数の案を出して協議会で決定する考えだ。
 4日に採択決定すれば同日か翌日には3市町教育委員会に答申する。公表について玉津会長は「3つの教育委員会で結論が出るまで協議会は一切公表しない。全国的にもそうなっている」と非公開とする方針を示した。

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