インターネットエクスプローラー（※以降はIEと記述）で、web上のPNG形式の画像を開くと、QuickTime（※以降はQTと記述）で表示される、という現象が起こることがあります。

原因は、QTが、自身をインストール時に自動的にIE用のQTプラグインに関連付けしてしまったためです。
（QTはiTunesなどのインストール時に同時インストールされるため、インストールされたこと自体に気が付いていないユーザーも多いです）

改善方法は以下の通り。

方法１：
「コントロールパネル」の「QuickTime」を開き、「ブラウザ」タブの下部にある「MIME 設定」ボタンを押し、ＭＩＮＥの種類を変更する。

方法２：
以下のレジストリを直接編集する。
HKEY_CLASSES_ROOT\MIME\Database\Content Type\image/png
HKEY_CLASSES_ROOT\MIME\Database\Content Type\image/x-png
のそれぞれで、「CLSID」というキーの値が"{4063BE15-3B08-470D-A0D5-B37161CFFD69}" であれば、このキーの名前を「CLSID」から変更する。（例：「 _CLSID」）

方法３：
レジストリの変更を行う。（自動ツール使用）
こちらにアクセスし、"Internet Explorer で PNG 画像だけが表示されません"の下にある"pngfix.reg"をダウンロードして実行する。


私の関わった件では、最後の方法で直りました。

それにしても、レジストリをいじらないと直らない上に修正パッチを出すどころか対応方法についても公開してないって、どうなの…。
それを同時インストールするよう奨励してるアプリケーションもどうなの。
こわいですねえ。


参考にさせて頂いたサイト：
・IE での PNG が QuickTime に関連付けられてしまう件
・ [win] Internet Explorer トラブル 「Internet Explorer で PNG 画像だけが表示されません」