線路固定の犬くぎ、車直撃　名鉄の橋直下、男性けが

　１５日午前５時３５分ごろ、名古屋市西区枇杷島町の名古屋鉄道の直下の県道を走行していた乗用車にくぎが落下し、フロントガラスを直撃した。運転の自営業男性（３８）は驚いてハンドル操作を誤り、ガードレールに衝突、腹部を打つ軽いけがを負った。

　西署によると、レールを枕木に固定する犬くぎで、名鉄の高架橋（高さ約５メートル）から落下したという。重さ約３００グラム、長さ約１３センチの鉄製で、運転席直前のフロントガラスに突き刺さり、ひびが入った。

　名鉄によると、レールを保守点検した作業員が付近に犬くぎを置き忘れ、落ちた可能性が高いといい、名鉄は「点検作業の手順を強化し、再発防止に努めたい」と陳謝した。