少女たちの聖戦 第9話 【真夏の夜の狂詩曲】

へい、お待ち!後編でございやす!
2部構成にしたものの、
詰め込み感と物足りなさが残るのはいったい?

前編ではゲストチーム他、
神社の外にいた少女たちが活躍。
後編は神社内の出来事。
封印のされたものの正体、
そして一連の騒動の結末。

それではどうぞ。


少女たちが戦闘に入った直後、十六夜神社にて・・・。

「誰じゃ・・・。妾の眠りを妨げるものは・・・?」
供物殿の扉の向こう、そこにあった『モノ』。剣と鏡と伝えられてきた、その封印の真実。
「ほう・・・。待っておったぞ、我が半身よ・・・。汝の名はなんと言う?」
その長く伸びた黒髪。
時代がかった言葉を紡ぐ唇。
身長や体格、ボディラインに至るまで。
全てが瓜二つ。目の前に存在するのが鏡だと言われても、信じてしまいそうなほどに。唯一違うのは、胸に突き刺さる一本の刀。
「驚くのも無理は無い・・・が、質問に答えてくれんかの?」
刀で壁に縫い付けられているにも関わらず、平然と語りかけてくる。
「わ、私は雫・・・。十六夜雫・・・。」
「雫か・・・。それに十六夜とは因果よのぉ。・・・妾の名は朔夜。朔夜御前と呼ばれておった。」
雫と朔夜。二人の周囲だけ、異なる時間が流れていた。
(朔、夜・・・?会ったことないのに、何故か昔から知っているような・・・?)

コードダークⅡ ~少女たちの聖戦~
第9話 【真夏の夜の狂詩曲】 後編

「ククク、さあ、雫よ!その刀を抜き、封印を完全に外せ!!」
玄奘の声が響く。
『愚かな男よの・・・。妾の封印を解いたところで、何も変わらんというに。』
朔夜の言葉が胸に響く。雫はゆっくりと刀に手を伸ばし、握り締める。
『ふふっ、まあ良い。雫よ、話はあの者を屠ってからにするとしよう・・・』
次の瞬間、雫の瞳に力が戻る。
「・・・雫さぁ~ん!!」「雫さーん!」「しずくー!!」
遠くから聞こえてくる、ひかりの、レティの、月華の声。
「ちっ、白翁も使えんな・・・。凶禍、琥珀。」
「「かしこまりました。」」
二人の女妖魔が恭しく頭を下げ、ゆっくりと声のしたほうへ歩き出す。
「・・・愚か。」
雫の呟きは風に消える。その右手には刀。その左手には・・・、同じ姿形をした少女。
「「全てを終わらせてあげましょう・・・。」」
二つの唇が、同じ音を紡ぐ。
「ほう?支配を弾いたか。それほどの力、喰らえばどれほどになるのか・・・。」
「出来るのなら、やってみるが良い。」
「ふはははは!!貴様を喰らい、さらなる力を手に入れてやろう!!!」
玄奘が叫ぶ。その体内から、妖気があふれ出す。激戦が、始まろうとしていた。

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少女たちの聖戦 第9話 【真夏の夜の狂詩曲】前編

皆様、お久しぶりです・・・か?
え~久しぶりの更新ですな。
前回の宣言どおり?9話は二部構成になってしまいました。

今回はバトルシーンがメイン。
まずは、ゲストチームと少女たちが迫り来る妖怪の群れに立ち向かいます。

それではどうぞ。


封じられたもの。
わずかな伝承に残るそれは、鏡と剣。
封印の護り手すら知らぬ、その奥に秘されしもの。
その扉が開かれるとき、この世に災いがもたらされるという。
決して解放されてはならない、古代よりの封印。

その封印を破るために動き出した『紅の亡霊』。妖怪亡者、魑魅魍魎の大行軍、百鬼夜行を以って大規模な攻勢をかける。その怒涛のような進攻に立ち向かう少女たち。新たな戦友とともに、百鬼夜行を迎え撃つ。その戦いの中で彼女たちが見たものは・・・?

コードダークⅡ ~少女たちの聖戦~
第9話 【真夏の夜の狂詩曲】

「これでどうやぁぁぁ!」
美影の一撃が雑魚妖怪を討ち祓う。河童、だったかもしれない。
「てやああぁぁぁぁ!!」
湖刀美の一閃が化狸の群れを薙ぎ祓っていく。
「すごぉい・・・。」
ひかりは思わず感嘆のため息を漏らす。それほどに美しく、雄雄しい戦いぶり。しかしそれでも、その数が減ったようには見えない。減るどころか、増えているようにさえ見える。
「このままじゃ、不味いな・・・。数で押し切られてしまいそうだ。」
エイルが思わず呟く。星がふと気付いたように、エイルのほうを向く。
「・・・ねぇ、エイル。何か、おかしいと思わない?」
「どういうことだ?」
「・・・時間稼ぎ、かしらね。」
星の疑問に答えたのは、ダークエルフのメイド娘・サブリナ。
「数で勝っているのに、一気に攻めてくるわけじゃない。ということは・・・」
「目的は・・・雫か?!」
少女たちに焦りの色が浮かぶ。妖怪共の攻撃は続き、抜け出す隙があるようには見えない。
(雫さん・・・。無事でいて・・・。)

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リンクりんくー!ぺろぺろ?

またまたリンク報告ー!
ツイッターで仲良くさせていただいている、
きんぐ様のサイト『ぺろぺろ☆きんぐだむ』と、
このたび相互リンクさせていただくことと相成りました。

きんぐ様は魔物娘などを中心に描かれている絵師さんで、
その絵の可愛さといったら、もう・・・(じゅるり。

そしてツイッター上では最強のぺろりすと。

みなさま、一度足を運んでみてくださいな。

それではまた。

少女たちの聖戦 第8話 【海風薫る悲しみの挽歌】

みなさま、お久しぶり?ですー。
えー、他ごとに意識を持っていかれたので、
少々いつもより更新の間が空いてしまいました。

今回はゲストが出演します。
巫女つながりということで、
ツイッターで仲良くさせていただいている方々の持ちキャラを・・・。
まずは彗嵐様の鈴華美影・猫乃姉妹。
憑き神退治や遺跡探索で活躍中!
そしてMizuha様の土御門湖刀美・村井陽子ペア。
学校の仲間たちと妖怪退治に奔走しています。

今回は登場シーンと前置き部分が中心。
あ、初っ端からエロイシーンがあるので要注意!

それではどうぞー!


真夏の到来。照りつける太陽、どこまでも青い空。少女たちの心は、その青空と同じように開放的になっていく。学園は夏休みに入り、学生たちは帰省したりバカンスに旅立ったり、学園で部活動に励むものと様々。陰に日向に街を守り続けてきた少女たちもまた、夏の長期休暇に心躍らせていた。
そして動き出す、『紅の亡霊』。闇に潜み、人知れず蠢く妖怪の群れ。日向に生きるものたちをも取り込みながら、全てを喰い尽くさんとその行軍は進む。

祓う者と惑わす者、その相容れない戦いの中で少女が見たものは・・・。

コードダークⅡ ~少女たちの聖戦~
第8話 【海風薫る悲しみの挽歌】

◆◆◆
「ふああっ・・・ひああ・・・イイよぉ・・・♪」
「あはあぁ・・・んふぅ・・・もっとぉ・・・♪」
薄暗い洞窟の中、響く少女の喘ぎが二つ。その声は歓喜に濡れ、淫らに弾んでいる。その姿を照らすのは、ロウソクに灯る青白い鬼火の炎。
「くくく・・・。どうだ?人を捨てた感想は・・・?」
男はその動きを止めることなく、目の前で揺れ動く二人の女に問いかける。
「あふぅ・・・とってもステキですぅ・・・。もっとぉ、早く、こうしていればよかったぁ・・・♪」
「あはぁん・・・人だったことが、馬鹿らしく、思えますぅ・・・。これからは、ずぅっと、気持ちイイまま・・・♪」
二人は恍惚とした声で答える。ためらい無く、人を捨てた喜びを訴える。
「ふふ・・・。歓迎しよう、我らが同胞よ。さあ、存分に楽しむがいい!」
男の動きは激しさを増し、それに合わせるように女たちの動きも激しくなっていく。
「あふぅうう♪激しいのぉ・・・玄奘様ぁ、もっとぉぉ!!」
「あひぁあああ!玄奘様ぁぁ、イッちゃう・・・イッちゃうのおおお♪」
女の声は甲高く、艶を増しながら叫ぶように響く。人間だった頃をかなぐり捨てるかのように。
「さあ、昇りつめるがいい!メス妖魔ども!!」
男が腰を突き上げる。
「「イ、イックぅぅぅうううう!!!」」
女たちの背中が弓なりに反り、痙攣したように震えている。その表情は、歓喜に満ち溢れていた。

「ふふふ・・・これで駒は揃った。あとは・・・。」
男・玄奘の呟きを、そこに現れた二匹の女妖魔が引き継ぐ。
「最後の鍵、我が娘・・・雫のみ。ですね?玄奘様・・・」
「すでに白翁様以下、全ての妖怪たちの準備は出来ております・・・。」
凶禍と琥珀は、淫蕩な笑みを浮かべながら跪く。
「そうか・・・。お前たちにも働いてもらうぞ・・・。崩朧(ほたる)、幽濡(ゆず)!」
玄奘が呼ぶと、女妖魔二匹がゆらりと起き上がる。
「もちろんです、玄奘様・・・。」
「あはぁ・・・。存分に働いて見せますわぁ♪」
崩朧、幽濡もまた、玄奘の前で跪く。
「では今宵、百鬼夜行の行軍を始めるとしよう・・・。ふふふ、はははははは!!!」
薄暗い洞窟の中、玄奘の笑いが響き渡っていた。

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少女たちの聖戦 第7話 【夏空踊る奏鳴曲】

みなさま、少女たちの聖戦第7話更新です。
前回ラストで蟲に寄生された蛍。
彼女に待ち受ける運命は・・・。

などと書いてみても、どうなるかは・・・
おそらく皆様の予想通り。

多少詰込み気味ですが、
いろんな要素に加えフラグも入れておきました。

それではどうぞ。


鬱陶しい梅雨は過ぎ去り、季節は本格的な夏を迎えようとしていた。各敵組織が幹部を投入してきた一大攻勢を退けた少女たちは、気分も晴れやかに夏の到来を喜んでいた。それは間近に迫る夏休みへの期待と、この季節が持つ独特な開放感が少女たちを浮かれさせていた。
そんな心の隙を突くように、妖魔たちの集団『紅の亡霊』が暗躍を始める。目的の障害となっている巫女たちを排除するため、硬軟織り交ぜた策謀を巡らせる。少女たちの戦いは、新たな局面と危機によって彩られることになる・・・。

コードダークⅡ ~少女たちの聖戦~
第7話 【夏空踊る奏鳴曲】

キーンコーン・・・
「じゃ、今日はこれで終わり。みんな、夏休みが近いけど気を引き締めてね?」
担任ルイーダ先生の言葉に、クラスの空気は和む。先生が教室を出て行くと、あちこちで夏休みの話題が溢れる。
「ねぇねぇ、雫さんは夏休みどうするの?」
机の中の荷物を片付けているクラスメイトに声をかけてみる。
「あ、ひかりさん。私は家に戻って、実家の手伝いをすることになるかと・・・。」
雫さんの家の話はあまり聞いたことがない。
「雫さんの家って、神社だよね?ここから近いの?」
「ええ。そんなに遠くはないですけど・・・。」
雫さんの表情に戸惑いが浮かぶ。
「雫さんの巫女姿、カッコいいもんねぇ。・・・でね、相談なんだけど。みんなで海水浴とか行かないかな?」
本題を切り出す。2,3日前から計画を立て、今日になってみんなに聞いて回っていた。
「それは構いませんけど・・・。どこに行くんです?あまり遠いところはちょっと・・・。」
「うん。それは大丈夫。この学園の北に小さな海水浴場があるでしょ?」
了承を得て、計画を明かす。この秘密のお話をしている感じが、何となく楽しかったりする。
「あの近くに祖父母がやってた小さな民宿があるんだけど、去年で閉めちゃったから貸切できるんだ・・・。」
そう言って雫さんの顔を見ると、驚きと戸惑いが混じったような表情をしていた。
「雫さん?どうしたの?」
我に戻ったように、ぼそぼそと雫さんが呟く。
「私の家、その近くなの・・・。」

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Author:kazuma-darkness
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