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社会貢献活動

環境プロジェクト スタジアムでの環境活動

リポート

「クリーンスタジアム活動」は、2003年6月のキリンチャレンジカップ対アルゼンチン代表戦にスタートし、今年10月4日のキリンチャレンジカップ 対ガーナ代表戦まで、延べ7456人の来場者が参加しました。 活動を認知してもらうために、スタジアム内では、日本代表のマスコット・カララとカラッペ、キリンの環境活動のシンボル「エコジロー」が試合前やハーフタ イムなどに「クリーンサポーター活動」への参加を呼びかけているほか、ハーフタイムなどには電光掲示板でゴミの分別の呼びかけや、エコロジーの環境CMな どを放映しています。

 クリーンサポーター in 横浜国際総合競技場

 クリーンサポーター in 横浜国際総合競技場

10月4日、横浜国際総合競技場で開催されたキリンチャレンジカップ2006対ガーナ代表戦でも大勢の方がクリーンサポーター活動に参加しました。
2回目の参加となった高野里志さん(18歳/学生)は活動を知り、すぐに参加しようと思ったといいます。「やっぱりスタジアムが汚いのは嫌だし、使った人 たちできれいにしなければいけないと思った。実際にやってみて予想以上にゴミが多かった」と高野さん。試合に来るときは毎回参加しているという高須謙一さ ん(36歳/サービス業)は「やはりサッカーにかかわるものとして、自分で使ったものは自分で片付ける、ということはしっかりやりたいと思った」と話して いました。また、ハーフタイムでアナウンスを聞いて、今回初めて活動に参加したという横浜市の中学生3人組は「思った以上に汚かった」「すごく気軽にでき るし、いい企画だと思う。次回もやりたい」「記念品が豪華でうれしかった」「達成感満々です!!」と清々しい表情で話していました。

 クリーンサポーター in 札幌ドーム

クリーンサポーター in 札幌ドーム

AFCアジアカップ2007予選の対サウジアラビア代表戦が11月15日、札幌ドームで開催されました。札幌ドームでの日本代表戦は5年振りとあって、氷雨にもかかわらず40,950人もの観客が駆けつけました。
試合終了後、この日もクリーンサポーター活動を実施、約150人のサポーターが同活動に参加しました。ほぼ満員となったこの日、観客の多さに比例して普段のリーグ戦よりもたくさんのゴミが集まりました。
「お母さんに誘われたから」と参加した小学校3年生の高山雄大くんは初めての体験。およそ30分、大人用の軍手をし、家族とともに一生懸命ゴミ拾いをしま した。宇都宮市から試合を見に札幌に来たという渡辺和博さんは、熱烈なレッズサポーター。「レッズの試合ではサポーターみんなが自主的にゴミ拾いをするか らこんなにゴミが出ない。ホームゲームは自分の家みたいなものだからね」と、問題意識の高いレッズサポーターならではの意見を話してくれました。
子どもから高齢者、女性も安全に快適に試合観戦ができるとして海外からも高い評価を得ている日本のスタジアム。JFAと キリンビールは、サッカーファミリーとともにスタジアムの環境美化を図る一方で、紙コップなどのリサイクルやリユースカップの使用呼びかけなどを通じて環 境保全についての意識を高めていく方針です。そして、いつの日かクリーンサポーター活動の必要がなくなり、観戦者一人ひとりの自主的行動で清潔で快適なス タジアム環境が確保されるとともに、地球温暖化防止や環境保全の運動に寄与したいと考えています。