“サンタと銃”記念撮影に批判も
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“サンタと銃”記念撮影に批判も

12月11日 17時18分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アメリカ西部アリゾナ州で、銃の愛好家団体が、銃に囲まれたサンタクロースと共にクリスマスの記念撮影をする催しを開き、銃の規制を求める団体は「危険な銃をおもちゃのように扱っている」と批判しています。

この催しを開いたのは、アリゾナ州フェニックスの郊外にある銃の愛好家団体で、サンタクロース姿の男性がいすに座り、その周りを取り囲むように機関銃が置かれています。10日、大勢の家族連れや若者が会場を訪れ、銃を持ったり、肩に銃弾をかけたりして、楽しそうにサンタクロースと記念写真を撮っていました。撮影料金は1枚10ドル(およそ780円)です。写真を撮った人たちは「クリスマスの時期に珍しいイベントが開かれると知り、来ました」などと話していました。主催者は「アリゾナ州は銃に親しみを持つ人が多く、みな喜んでいる。子どもたちを撮る際は親の許可を得ている」と説明していました。ただアリゾナ州では、ことし1月、下院議員が演説中に銃で撃たれて重傷を負う事件が起きているだけに、今回の撮影は大きな波紋を呼んでいます。銃の規制を求める団体は「銃をおもちゃのように扱っていて、その恐ろしさを考えさせないようにする行為だ」と批判しており、地元の市民からも「サンタクロースは愛や平和を象徴する存在で、銃と一緒なのはふさわしくない」と反対する意見が出ています。