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真央思い世界が泣いた コストナー、鈴木も涙…フィギュア GPファイナル

スポーツ報知 12月11日(日)8時2分配信

 ◆フィギュアスケート GPファイナル第1日(9日、カナダ・ケベック) 浅田真央(21)=中京大=の母・匡子(きょうこ)さん(享年48歳)が9日早朝、肝硬変のため名古屋市内の病院で死去したことを受け、ファイナルは深い悲しみに包まれて開幕した。日本勢はウエアに喪章をつけ、海外勢も哀悼の意を示した。真央が欠場した女子ショートプログラム(SP)は26歳の鈴木明子(邦和スポーツランド)が2位発進。カロリナ・コストナー(イタリア)がトップ。男子SPは17歳の羽生結弦(東北高)が4位、高橋大輔(25)=関大大学院=は5位。首位はパトリック・チャン(カナダ)。

 真央を支え続けた最愛の母の悲報は、ファイナルの出場選手たちにも大きな衝撃を与えた。最近まで真央の練習に付き添い、試合会場にも頻繁に訪れていた匡子さんは国内外の選手や関係者の間でも有名な存在だった。

 ファイナルはGPシリーズの各種目上位6人が進出するが、女子は急きょ欠場した真央を除く5人で争った。同じ愛知県出身で、日本女子として一緒に戦うはずだった鈴木は、男女SPが行われる9日の朝に匡子さんの急死を知った。

 真央は母の容体急変との連絡を受け、8日早朝に現地を離れ帰国。鈴木は「彼女も滑りたかったはず」と真央の心中を察して涙ぐみ、「きちんと整理して滑ろう。代わりに滑ることはできないが、今の自分の役割は滑ること」と言い聞かせて試合に臨んだことを明かした。

 海外のライバルたちも悲しみに包まれた。真央と表彰台を常に争うコストナー(24)は「言葉がない」と号泣。今季からシニアに参戦し、GP2連勝した新星のエリザベータ・トゥクタミシェワ(14)=ロシア=も「とても残念。立ち直り、力強くカムバックしてくれることを祈っている」と沈痛な表情で話した。

 3月11日の東日本大震災後の世界選手権(4月・モスクワ)と同様に、日本代表はウエアに喪章をつけてリンクに立った。地元・仙台市の自宅が被災し、避難生活を送った経験がある羽生は震災当時のつらい記憶が重なり、「すごく悲しい思いを実感した」と沈んだ表情で声を震わせた。

 真央とともに出場した昨年2月のバンクーバー五輪で銅メダルを獲得した高橋も「(真央は)お母さんを大好きだった」と代弁し、「今後どういうふうに向き合っていくのかが、すごく心配」と気遣った。つらすぎる試練を乗り越え、真央に再び笑顔が戻る日をフィギュア界全体が待っている。

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最終更新:12月11日(日)11時9分

スポーツ報知

 

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