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メキシコの地震 死者やけが人も

12月11日 14時18分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

メキシコ南部で、日本時間の11日午前11時前、マグニチュード6.5の地震が発生し、これまでに2人が死亡したほか、首都のメキシコ市などでは停電が起きており、政府が被害の詳しい状況を調べています。

アメリカの地質調査所によりますと、メキシコ南部のゲレーロ州で、10日午後8時前(日本時間の11日午前11時前)、マグニチュード6.5の地震が発生しました。震源の深さはおよそ65キロと推定され、ハワイにある太平洋津波警報センターによりますと、この地震による津波のおそれはありません。現地からの報道によりますと、この地震で、ゲレーロ州では建物が一部崩れるなどしてこれまでに2人が死亡し、複数のけが人が出ています。震源地から南におよそ100キロ離れた、州都チルパンシンゴにある病院の従業員はNHKの電話取材に対し「建物が倒れて患者が運ばれてきている」と話しています。また、震源地からおよそ170キロ離れた首都メキシコ市をはじめ、一部の地域で停電が起きているほか、携帯電話がつながらなくなっているということで、政府が詳しい被害の状況を調べています。ゲレーロ州は大部分が山岳地帯で、観光客に人気の古代遺跡があるほか、太平洋沿岸には日本からも大勢の人が訪れるリゾート都市アカプルコがあります。なおアメリカの地質調査所は、当初、この地震を「マグニチュード6.7」としていましたが、その後「6.5」に下方修正しました。