EU財政合意「幸運を祈る」、蚊帳の外の英首相-スウェーデン追随か
12月9日(ブルームバーグ):キャメロン英首相は、ユーロを救済するために主権を犠牲にすることを拒否し、財政規律を強化する欧州諸国の合意に参加しない道を選んだと語った。
キャメロン首相は、欧州連合(EU)の合意に伴う規制から金融取引の中心であるシティー(ロンドンの金融街)を保護する手段を確保することができず、フランスのサルコジ大統領やドイツのメルケル首相と袂(たもと)を分かつ結果となった。英国のほか、場合によってはハンガリーとスウェーデン、チェコが新たな財政規律の枠組みの外にとどまる見通しだ。
首相はブリュッセルでのEU首脳会議の夜を徹した協議の終了後、記者団に対し、「提案内容は英国にとって良いものではなかった。彼らだけでしたいようにやらせる方がよい。幸運を祈っている」と突き放した。
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更新日時: 2011/12/09 18:06 JSTニュース一覧
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