大阪府堺市で、行方不明の女性の口座から現金を引き出した疑いで男が逮捕された事件で、男が乗っていたとみられるミニバイクが事件の関連先３ヵ所の防犯カメラに映っていたことが分かりました。

窃盗の疑いで逮捕された西口宗宏容疑者（５０）は、先月５日から行方不明になっている堺市の田村武子さん（６７）の口座から５万円を引き出した疑いがもたれています。
現金が引き出されたＡＴＭ付近の防犯カメラには、西口容疑者が乗っていたバイクとよく似た黒のミニバイクが映っていました。
また、その後の調べで同様のバイクは田村さんが行方不明になったショッピングセンター付近の防犯カメラにも映っていたことが新たに分かりました。
警察は、西口容疑者が住んでいた家の捜索で既に黒のミニバイクを押収しています。
【近所の人】「フルフェイスのヘルメットかぶって、夜になったら出て行った。小さいバイクや、黒いようなバイクやったわ」
さらに、今月１日に象印マホービンの元副社長・尾崎宗秀さん（８４）が殺害された直後に、尾崎さんのカードで残高が照会されたＡＴＭ付近の防犯カメラにも黒のミニバイクが映っていました。
このＡＴＭでは体格や服装が西口容疑者とよく似た男が尾崎さんのカードを使ったことが分かっています。
警察は防犯カメラに映ったバイクが、押収した西口容疑者のバイクと同じものである可能性があるとみて関連を調べています。

関西広域連合の会議が京都市内で開かれ、東日本大震災の災害廃棄物の受け入れ問題について国に処理の基準を明確化するよう求めることで一致しました。

会議には、大阪府の松井一郎知事も初めて出席しました。
東日本大震災の被災地では放射性物質に汚染された災害廃棄物の処理が進まず、復興の大きな足かせとなっています。
１２月１０日の会議では、広域連合として廃棄物の受け入れに前向きに取り組む方針を確認したものの、まずは国に対し、処理の際の具体的な基準を明確にするよう要請することに留まりました。

【松井一郎大阪府知事】
まずは国においての基準、考え方を示すべき所は示してもらうということを国に対して意見を言うのは当然

広域連合では、国からの返答を待って、受け入れの検討を始めるとしています。

もうすぐクリスマスです。
大阪・梅田には高さ20ｍのクリスマスイルミネーションが展示されています。

「虹色の大樹」と名付けられたこのオブジェには、全体で5700個のクリスタルガラスが散りばめられています。
天井からの灯りに照らされ、クリスタルガラスはキラキラと美しい光を放ちます。
このイルミネーションは、クリスマス当日まで展示されます。

兵庫県豊岡市で飼育されているコウノトリのつがいが福井県へ貸し出され、兵庫県外では初めて繁殖を目指すことになりました。

豊岡市から福井県越前市へと貸し出されたのは14歳の雄と13歳の雌のコウノトリです。
豊岡市はコウノトリの繁殖に力を入れていますが、繁殖地が集中することで病気が蔓延した際絶滅の危機にさらされることが心配されていました。
そのため、コウノトリの飛来が度々確認されている越前市と協議し、今回の貸し出しが決まりました。
【飼育員】
「いかにこちらの技術ノウハウを向こうに伝えられるかどうかの新たな取り組みです」

狭い箱の中、およそ6時間かけて到着したつがいは野外に設けられたケージで疲れた羽を伸ばしていました。
【地元の人】
「すばらしいね、出た時に1歩2歩3歩、それから羽を広げるときのスタイル。やっぱりコウノトリですね、これでなければウソですよ」
このつがいは早ければ、来年春にも産卵やヒナの誕生が期待されているということです

和歌山県田辺市の熊野本宮大社では、神門の大しめ縄の架け替えが行われました。

熊野本宮大社では１０日朝、神職たちがことし１年の役目を終えた大しめ縄を降ろしました。
長さ４．５メートル、重さ２５０キロの大しめ縄は、まいとし地元の農家の人たちが藁を使って作り大社に奉納しています。
ことしは９月の台風１２号で作業場のある農家の建物が浸水するなどして作業は難航しましたが、１ヵ月かけてなんとか完成しました。
【しめ縄を奉納した榎本政子さん】「下に置いてあった藁を流してしもうて、残ったやつでしたんやけど。うまいこと出来るかなーと思ったけど、みんなに助けてもらった」
藁の香りが残る真新しい大しめ縄がかけられると、見守っていた宮司も「これで新年を迎えることが出来る」と胸をなでおろしていました。

落ち着いた色彩を見せているのは葉牡丹です。

いま兵庫県豊岡市で出荷のピークを迎えている「葉牡丹」は最近のガーデニング人気もあって、花の少ない冬、鑑賞用に栽培する人が増えています。
この農家では50本もの葉ボタンを一緒に植えてまるでクリスマスツリーのようにした鉢も作っています。
正月の門松にも添えられる「葉牡丹」の出荷は、今月末ごろまで続けられます。

滋賀県甲賀市の信楽高原鉄道では、10日からサンタ列車の運行が始まりました。

♪もうすぐもうすぐクリスマスサンタクロースは忙しい♪
大学生が扮するサンタさんがクリスマスの遊びでモールやリースで飾られた車内を盛り上げます。
この「サンタ列車」は、信楽高原鉄道が地元の人たちにもっと親しんで貰おうと企画したもので、子供たちは一足はやいクリスマス気分を存分に楽しんでいました。
このサンタ列車は、クリスマスイブまで休日に1日2往復運行されます。

美しい藍色に染め上げる伝統の染料「すくも」の出荷が徳島県上板町で始まりました。

独特の匂いが立ち込める、徳島県上板町の作業場では、「すくも」がワラで編んだ袋につめられました。
乾燥させた「すくも」の葉に地下水をかけて掻き混ぜ、発酵させる作業を夏以降２０回繰り返すと、美しい藍色が出る伝統の染料が出来上がりました。

【佐藤昭人（７２）さん】
（気温が高い１１月を）あんじょう乗り越えられたんで、きれいな色が出ると思います。

この「すくも」は全国の染め物工場に出荷されます。

大阪府堺市で行方不明の女性の口座から現金を引き出した疑いで男が逮捕された事件で、男が乗っていたとみられるミニバイクが事件現場３ヵ所の防犯カメラに映っていたことが分かりました。

窃盗の疑いで逮捕された西口宗宏容疑者（５０）は、先月から行方不明になっている堺市の田村武子さん（６７）の口座から５万円を引き出した疑いがもたれています。
現金が引き出されたＡＴＭ付近の防犯カメラに、西口容疑者の乗っているバイクとよく似た黒のミニバイクが映っていて田村さんが行方不明になったショッピングセンターでもよく似たバイクが防犯カメラに映っていたことが新たに分かりました。
また、今月１日に象印マホービンの元副社長・尾崎宗秀さん（８４）が殺害された直後に、尾崎さんのカードで残高が照会されたＡＴＭの防犯カメラにも、黒色のミニバイクが映っていました。
警察は、押収した西口容疑者のバイクとこれらが同じ可能性があるとみて関連を調べています。

９日夜、神戸市北区で車道を歩いていた男性がひき逃げされまもなく死亡しました。警察は逃げた車の行方を追っています。

９日午後１１時半ごろ、「神戸市北区筑紫ヶ丘２丁目で、人が乗用車にはねられるのを見た」と、警察に通報がありました。警察がかけつけると、近くに住む渡部浩生さん（４１）が全身から血を流して倒れていて、病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。調べによりますと、渡部さんは帰宅の途中で、車道の端を歩いていたところをはねられたということです。

＜近所の人＞「何かが落ちるような音です。ガシャンという感じで」

渡部さんをはねた車は白っぽい軽自動車で、現場から北東の方向へ逃走したということです。警察はひき逃げ事件とみて付近の防犯カメラの映像などの捜査をすすめています。

原発の是非を問うための住民投票条例の制定を求める署名集めが、１２月１０日から大阪市と東京都で始まりました。

大阪市では難波や大阪駅前で有権者を対象とする署名集めが始まりました。
この市民グループは、原発の将来を大阪市民が直接判断出来るようにと、市に住民投票条例の制定を求めています。
住民投票条例の制定を市長に直接請求するには一ヵ月以内に、有権者の５０分の１にあたる４万２６００人以上の署名を集めなければなりません。

【署名した人は】
政治家だけがやるとか特定の人がやるんじゃなくて市民一人一人の意見を良く聞いてそのうえで協議をしてなんでも通してほしいですね。

この活動は大阪市と東京都で連動して行われていて、大阪市では１月９日まで受け付けられています。

銀行が「土地信託事業」の負債を巡り大阪市と争っていた裁判で、大阪地裁は市に約２７６億円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

この裁判は「みずほ信託銀行」が大阪市から「土地信託事業」を委託された商業ビル・「オスカードリーム」の約２７６億円の負債を立て替えたとして、その支払いを市に求めていたものです。
「土地信託事業」は市が銀行に土地の運用を委ねて配当金を受け取るもので、「みずほ信託銀行」が手がけていた「オスカードリーム」は赤字が続き経営破綻していました。
９日の判決で大阪地裁は「銀行が事業のリスクを全て引き受けることを了承したとは認められない」として市に全額の支払いを命じました。
一方、市が「赤字の原因は銀行にあった」として「みずほ信託銀行」に約３６億円の配当金の支払いを求めていた訴えは退けられました。