できごと【激動!橋下維新】次期市長「冬将軍」に震える市議「3派体制」+(1/2ページ)(2011.12.11 07:51

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できごと

【激動!橋下維新】
次期市長「冬将軍」に震える市議「3派体制」

2011.12.11 07:51 (1/2ページ)west政治

維新は公明に秋波、幹事長協議は「休眠状態」

 大阪市長選で完勝した橋下徹氏の市長就任を19日に控え、平松邦夫市長を与党として支えてきた公明党、自民党、民主党系の「市議会3派体制」に揺らぎが見え始めている。市長選では自民、民主が大阪府連レベルで平松氏を支援したのに対し、公明は自主投票と対応が分かれた上、自民、公明の府内選出国会議員が、橋下氏率いる「大阪維新の会」が提唱する大阪都構想への理解を深める議員連盟の設立が決まり、さらに波紋が広がる。強固に結束してきた3派の関係は、変化するのか-。

党内に温度差

 「大阪を覆う閉塞(へいそく)感を打破し、大阪経済を再び飛翔(ひしょう)させる起爆剤となる要素を多分に含んでいる」。13日に発足する同議連の設立趣意書は、都構想を絶賛する内容だった。代表世話人となる自民の竹本直一衆院議員は府連会長としてダブル選で維新と相対しており、態度を一変させた形だ。

 維新との協調を図る背景には、次期衆院選への警戒感がある。都構想実現には法整備が必要だが、橋下氏は賛意が広がらなければ維新で候補者を立てる構えを見せ、既成政党を揺さぶった。市長就任直後に自ら上京し、自民の谷垣禎一総裁や石原伸晃幹事長、民主の小沢一郎元代表ら与野党の実力者と相次いで会談する方向で調整しており、一気に賛意を広げたい考えだ。

 ただ、自民内には議連結成を「新聞で知った」という議員もいるなど、温度差がある。「国会議員は、維新にいい顔をしたいだけ」。市長選で平松氏を積極支援した市議は、ぶぜんとした表情で語る。

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