Updated: Tokyo  2011/12/11 08:30  |  New York  2011/12/10 18:30  |  London  2011/12/10 23:30
 

東芝子会社の新型炉「AP1000」、米原子力規制委の委員長が支持

はてな livedoor Yahoo! Newsing it! Buzzurl

12月9日(ブルームバーグ):米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は、東芝子会社の米ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)が開発した加圧水型原子炉「AP1000」の認可に賛成票を投じた。同原子炉は米電力会社のサザンとスキャナが既存の原発の近くに建設を計画している。

  ヤツコ委員長が投じた6日の賛成票については、NRCが9日に公表した。NRCのウェブサイトによると、ジョージ・アポストラキス委員も設計に賛成票を投じた。設計についての最終認定ルールについてはまだ委員会全体の投票は行われていない。

  同委員長は賛成票を投じた際の発表文で、規制は原子炉の建設・運転を「認可する上での必要条件だ」と述べた。

  同委員長は8日にニューヨークのブルームバーグ本社で行われたインタビューで、NRCが米国で三十数年ぶりとなる原子炉建設について「1、2カ月以内」に認可する可能性があると語った。NRCは1979年にペンシルベニア州ハリスバーグ近郊のスリーマイル島原発で起きた事故以降、原発建設を認可してこなかった。

  サザンの広報担当、スティーブ・ヒギンボトム氏は電話取材に対し新型炉の設計を支持する賛成票が2票入ったことは同社にとって「非常に良いニュースだ」とコメントした。

記事に関する記者への問い合わせ先:Brian Wingfield in Washington at bwingfield3@bloomberg.net;Julie Johnsson in Chicago at jjohnsson@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:Steve Geimann at sgeimann@bloomberg.net

更新日時: 2011/12/10 11:12 JST
はてな livedoor Yahoo! Newsing it! Buzzurl

 
 
 
最新のマーケット情報を携帯でご覧いただけます。ぜひご利用ください。