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2011年12月10日17時31分

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脚本家の市川森一さん死去 大河ドラマ「山河燃ゆ」

写真拡大市川森一さん

 大河ドラマ「黄金の日日」「山河燃ゆ」や、特撮番組「ウルトラセブン」などウルトラマンシリーズを手がけた脚本家、市川森一(いちかわ・しんいち)さんが10日午前4時43分、肺がんのため都内で死去した。70歳だった。葬儀は長崎と東京でそれぞれ行う。長崎での通夜は16日午後6時、葬儀は17日正午から長崎市茂里町3の31の法倫会館で。東京での通夜は20日午後5時、葬儀は21日午前11時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻美保子さん。

 長崎県出身。1966年に日大芸術学部を卒業後、81年に「港町純情シネマ」で芸術選奨新人賞、82年に「淋(さび)しいのはお前だけじゃない」で第1回向田邦子賞、89年に「もどり橋」などが評価され芸術選奨文部大臣賞を受けた。今年11月には旭日小綬章を受けた。雄大なスケールの大河ドラマから人間の機微に通じた人情ドラマまで幅広い作風で知られ、最近では「蝶々さん」が話題を呼んだ。

 日本放送作家協会の会長を務め、テレビの情報番組のコメンテーターとしても活躍した。

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