我が家はうどん打ちの習慣があります。
それもこれも、娘のアレルギー発覚以来、6年の歴史。
うどんに卵は含まれないけど、
工場の生産ラインで、中華麺などの卵を使用した麺と同じ機械を使っている、
いわゆるコンタミも不可だったから。
ならば、作るしかないか!
ってことで、父であるダンナが本格うどんを打ちます。
でも、先日から夏休み。
こどもうどん打ち大会ってことで、特別に私がうどん打ち代行しました。
手打ちうどん
材料:
小麦粉(中力粉)……600g
水……250~270ml
塩……15g
打ち粉(小麦粉なら何でも可)……適量
調理器具:
大きなボウル
漬物用ポリ袋
長めの麺棒
菜箸
作り方:
1.水に塩を溶かしておく。
2.大きなボウルに小麦粉を入れ、塩水を3回くらいに分けて注ぐ。最初はさらさらがダマっぽくなる程度を菜箸でぐるぐると混ぜ合わせる。
3.2回目に塩水を入れると、菜箸にまとまってくっついてくるので、手でまとめるようにこねる。
4.3回目は、全部入れないで、10mlくらいは残して塩水を加え、手で細かくなった生地をひとまとめにするようにこね、ボウルにくっついてた生地の破片も一つにまとまってくっついてくるくらいになったら、塩水を加えない。
まだ全部くっついてこないでボウルに残るようなら、10ml加えて、ひとまとめにする。
質感は、ちょっと粉っぽいくらい、耳たぶより少々硬めでOK。
5.漬物用などの分厚いポリ袋に入れて、袋を結ばずに折り込み、そのまま1時間以上寝かしておく。
6.寝かせた生地は、しっとりとパサつきがなくなります。床に置いて、足でまんべんなく生地を踏み、コシを出します。かかとで小刻みに踏んでいくと、全体を均一に踏めます。
娘の足、かかとで小刻みにリズムよく、回転しながら踏んでます。
7.薄く平たくなったら、三つ折りにし、
また上から踏む…を繰り返すこと、30分以上が望ましいけど、今回は夏休み企画、こどもたちに踏ませたので、10分くらいで終了。
8.大きな鍋に、お湯を沸かす。
9.カッティングマットがあればベストですが、なければ使用したポリ袋を切って広げて、テーブルなどにテープで固定し麺棒とともに打ち粉をして、生地をのばす。
四角くのばしていくので、最初は力を込めて1cmくらいの厚さまで普通にのばしていく。
10.四角になった生地をひし形に置き、角から麺棒を芯に丸めるようにのばす。
一巻きしたら、
真ん中からサイドに両手を広げてならすように動かし、
また一巻きし…をくりかえし、端っこまで丸め込まずに手前に引いて
巻きついた生地ごと麺棒を台に打ち付ける。そうすると、均一な厚さにのばしていける。
11.麺棒に巻きついた生地ごと縦方向にし、
生地を広げ、また別の角から、対角に生地を巻きつけて…の作り方10を10回以上繰り返すと、3mmくらいの厚さになります。
12.2~3mmの厚さにのばせたら、生地をジャバラ状に4つ折りにし、
5mmくらいの幅に切っていく。
切ったら、麺を広げて、折れた状態のままにしない。空気の湿度をどんどん吸って、べとべとしちゃいます。小麦粉は、そのくらい繊細です。
13.8で沸かしたお湯に、切った麺をすぐ茹でる。弱火にしてから麺を入れること。沸騰したお湯に手打ちうどんを入れると、シュワーッとすごい勢いで泡立つので、鍋から噴いちゃうから。
切った厚さや太さにもよるけど、麺を入れて強火にし、再度沸騰したら弱めの中火にして10分ゆでる。火加減は、麺が踊るくらい。噴きこぼれない程度に調整し、差し水はしない。硬さは、1本取り出して、水洗いをして確認。
14.ゆであがったら、ザルにあげて流水で余分な小麦粉ぬめりを取り除くように洗い、
温かいうどんならまたお湯に入れて温める。冷やしならそのまま、麺つゆなどにつけて食べる。
細かく書きすぎかな。長い。説明が14までいってしまった。
実は、イマイチの出来で、やはりダンナが打った方がウマい。
娘はいつも父と一緒にうどん打ちをしているので、
踏み方もうまいし、のばしもうまい。
出来上がりのうどんの状態も、
一発で、「お父さんのほうが美味しい」と、KOでした。
何って、コシが弱い。
踏み込みが足りないのが一目瞭然で、
こどもがノリで踏んでる程度じゃ、
いつも食べているダンナ手打ちうどんのコシがない。
でも、娘と息子、それに友達親子3人も一緒に打った自家製うどん、
みんな美味しいし楽しかったと、満足してもらえました。
味は普通に美味しいんです。
ちょっと、求めるハードルが高かったかな、と反省。
ちなみに、実はいつもの手打ちうどん、だいぶ違うんです。
普通のうちにはない、ある機械を使ってます。
それは、パスタマシン。
ようするに、製麺機で、のばしとカットをしてるので、のど越しが違う。
こねるのも力を込めて、寝かしも1時間以上、
踏むのも、娘4人分のダンナが30分以上しっかり踏んで、と、
ちょっと軽く作る気になれない、手間暇かけてるから、美味しいに決まってる。
でも、夏休み、朝から暇でダラダラしていたら、
普通の薄力粉でもできます。
ちょっとこねてあげて、袋に入れて、
こどもに踏ませといたら、それだけでも、時間がつぶせます。
運動がてら、1時間踏ませるとか…。
ぜひぜひ、挑戦してみてください。
こねて、寝かせて、踏んで、のばして、切って、茹でて、食べる。
やたら長いレシピですが、実はそれだけ。
やってみると、意外に簡単で、美味しくて、楽しい昼食になりますよ!