政治【野田政権考】皇統の生命線は「男系の継承」+(1/3ページ)(2011.12.10 18:43

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【野田政権考】
皇統の生命線は「男系の継承」

2011.12.10 18:43 (1/3ページ)皇室
野田佳彦首相=首相官邸(酒巻俊介撮影)

野田佳彦首相=首相官邸(酒巻俊介撮影)

 野田内閣は「女性宮家」創設の検討に入ったが、野田佳彦首相(54)は頼りない。神話からの系譜が続く皇統は、初代の神武天皇から第125代の天皇陛下(今(きん)上(じょう)天皇)まで、男性皇族の血脈(=父方の系統に天皇をもつ男系)で皇位が伝わってきた点に特徴がある。この伝統は「万世一系」と呼ばれ、日本の国柄の美質として尊ばれてきた。皇統の生命線、大原則といえる男系の継承が「女性宮家」によって否定される恐れがあるのだ。

 

謙虚に歴史を学べ

 「女性宮家」の創設で女系のお子が皇位継承権を持つことになれば、「女系天皇」を容認することになる。文化的背景の異なる外国の王室はいざ知らず、日本では女系の継承で現皇統は失われる。「女系天皇」の父の系統の新王朝になってしまう。

 国民統合の象徴のはずの皇位の正統性をめぐって国内に対立が生まれ、皇室を中心とする日本の結束を嫌う内外の一部勢力は喜ぶことになるだろう。

 秋篠宮殿下(46)のご長男、悠(ひさ)仁(ひと)さま(5)の世代に、他の男性皇族がおられない問題の解決策は他にある。

 旧11宮家の男系男子の皇籍復帰をお願いするのが、皇室の伝統を踏まえた方策だ。敗戦後の混乱や占領軍の圧力がなければ皇族でおられたはずの方々だ。今は市井に暮らしていても、悠仁さまが今世紀後半の長い期間、皇位におられるであろうから、皇籍に復帰される方々が威厳を取り戻す時間は十分ある。

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