参院議院運営委員会は6日、国会議員のパソコンに攻撃メールが相次いだ問題を踏まえ、危機管理意識の徹底を図るため、全議員のアドレスに事務局から「おとりメール」を送ることを決めた。不用意にメールをクリックした場合は、不審なメールを開かないよう教育するプログラムに導く仕組みだ。
送信時期や頻度は明らかにせずに、抜き打ちで実施する。
また、情報流出防止のため全議員に要請しているパスワード変更を9日までに実施していないパソコンは強制的に変更措置を取ることも決めた。
参院事務局によると、パソコン約250台のうち、6日時点で約半数がパスワードを変更していないという。(共同)