参議院へのサイバー攻撃で、参院は8日、8月に中国から送信されたメールで議員のパソコンがウイルス感染したことが発端だったとする中間報告を公表した。サーバーのウイルス感染も確認され、全議員・秘書と管理者用の計七百数十件のパスワード情報が流出した可能性があることも分かった。
報告によると、議員2人のパソコン計2台に8月5日、「資料送付のお知らせ」という題名のメールが届き、添付ファイルを開いたことで新種のウイルスに感染した。メールの送信元はともに中国だった。
この2台から参院のサーバーが感染。8月22日、このサーバーが「踏み台」となって、ネットワーク内のほかのパソコン25台に感染が広がった。感染したパソコンは、衆院への攻撃で使われたのと同じ中国とシンガポールにあったサイトに勝手に接続されていた。感染したパソコンに届いたメールの送信元の情報も外部に流出した可能性があるという。
「生涯被曝」という衝撃的な言葉に、私たち日本人はさらされるようになった。私たちは、どのような考え方に立って一生に浴びる放射線量を抑え込んでいったらよいのか。