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最終更新日 2,Apr.2000

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   遂に、犬山橋が名鉄・自動車併用橋として最後の時を迎えました。テレビ放送などで 御存知だった方も多かったことと思いますが、28日・火曜日の午後3時に犬山橋は鉄道専用 橋となり、車や歩行者は数十メートル西側に架かる新犬山橋(名称:ツインブリッジ)を通行する ことになりました。この日は平日だったのですが、私は当然の如く会社を休みました(^^;)。 そして、10時〜17時くらいまでの間犬山橋と共に過ごし、歴史的瞬間に立ち会いつつ、 撮影に勤しんでおりました。このページは併用橋最終日の貴重な(?)ドキュメントです。


今にも雨が降り出しそうな・・・[10時頃]
出迎えてくれた5500 雲行きがあやしい・・・
[左] 犬山橋に到着して最初に姿を見せた5500
[右] 今にも雨が降りそうな雰囲気の犬山橋

   私は10時少し前に犬山に入りまして、車を成田山の無料駐車場に置きまして(橋近くにはとても置けませんからね)、 必要な機材を手にして徒歩で橋へと向かいました。朝、長久手を出た時からそうだったのですが、 いつ雨が降り出してもおかしくない雲行きでありました。

『晴れてくれとは言わない。せめて一日雨が降らないでいてくれ!』

と、願わずには居れませんでした。橋には既に何人かの方がカメラを構えて最後の併用橋の光景を 写真に収めておりました。渡橋する殆どの電車がミュージック・ホーンや警笛をこだまさせながら 進んでいきます。平日だったせいもあるのでしょうか、私はもっと人とカメラが沢山いると覚悟してきたのですが、 思っていたよりは少ないように感じました。やはり先日の25・26の休日を利用して見納めに来た方 が多かったようですね。

午前10時過ぎ
朝の10時頃でこの程度。思ったよりは少なめか。



式典は雨の中・・・[11時頃]
始まりを待つ市民 渡り初めを待つ市民
[左] 式典の開始を待つ市民
[右] 11時過ぎには降り出してしまった。左側は渡り初めをする両市民(希望者)
[左下] 開通式の幕
[右下] 式典会場全景。右側に犬山橋が見える


開通式の幕    一方、ツインブリッジでは、10時を過ぎた頃から式典の最後の調整が行われているようでありました。 役所の方があちこち動き回っております。少しして各務ヶ原市の消防音楽隊の方々も マイクロバスで到着しました。数時間後に道路になるところには、各務ヶ原市、犬山市からの渡り初めの 希望者(だと思う)の方々が列を作って時を待っております(写真・上)。歩道側には一般市民が 大勢詰めかけて、式典が始まるのを待っておりました。それにしてもビデオカメラを回している方が 多いですね。「写るんです」みたいな、バカちょんカメラを構えている方はあまり見かけず、皆さん ビデオです。自分の頭よりも上にカメラを持っていき、液晶画面で確認しながら録画しているんです。 式典が始まる少し前に、ポツリポツリと雨が降り出してしまいました。

式典会場    そういえば、式典が始まる前に一騒ぎありました。写真・左にある開通式の幕の真下には白線が ありまして、テレビ局の関係者以外(つまり歩道側にいる一般市民)はこのラインを超えてはいけない、 下がってくれ、とアナウンスがあったんです。そんなこと言ったって、開通を祝うために詰めかけている市民 としては誰だって前で見たい気持ちがあるじゃないですか。変なこと言うもんだなぁ・・・と思っていたら、 歩道にいた一市民(元気なおじいちゃんでした)がブチキレてしまい、目の前にいた役所の方に 噛みついてしまいました。『おい!お前ら何様のつもりだ!俺ら市民に見せないつもりか!』 そうしたら、役所の方は『我々は上から決められた通りに行動させて頂いております。』    とロボットのような口調で返答したものだから、このおじいちゃんますますヒートアップしてしまいました。 『おぉ〜い、みんなこっちの方がよく見えるぞぉ!』役所の方は威勢負けして引き下がってしまいました。
   プログラムが手元に無かったので、はっきりとしたことは解らなかったのですが、式典は始まるのが 役所のお偉方の到着が遅れたために少しずれていたようでした。市民の方々も、渡り初めの 方々も雨の中傘をさして待っているのに、配慮が少し欠けているなぁ、と非常に残念に思いました。 『何で式が始まらないんだぁ!』のヤジも結構飛んでおりました。



雨足は強まるばかり・・・[11時半頃]
心配そうに見る名鉄関係者 テレビ局の取材も たまに見かけるお祝いマーク
[左] 心配そうに見つめる名鉄関係者
[中] テレビ局も完全武装でビデオ撮影
[右] たまに見かけるツインブリッジ完成記念マーク(写真は6500系)

   11時を過ぎた頃から雨足が少しずつ強くなりはじめてきました。式典は11:30過ぎに始まり、 傘を持ちながらの渡り初め式となってしまいました。私は不用心にも傘を持ってこなかったので、 一時的に犬山遊園駅の西口に避難しました。私の直ぐ前では名鉄関係者の方が撮影して いる人達を気遣っております。というのも傘をさしたまま撮影をしているからです。 撮影することに気を取られて、傘が電車に巻き込まれないかと心配しているようでした。 雨足が少し弱まった時に、定位置に足を運びますと一般のファンの方々に混ざって テレビ局が完全武装でカメラを回しております。

あぶない・・・ 1000系
[左] 危険極まりない状況である(^^)
[右] 傘が危ないんですよねぇ


   雨が降っていようとも、やはりパノラマカーが来ると自然と人は集まるようでして(^^)。 写真・下を見て頂ければお分かりになると思いますが、もう線路ギリギリまで近づいて 写真撮影しているファンで一杯です。いつ巻き込み事故が起こっても不思議ではない 状態のように見えますよねぇ〜。ほんとに不思議だ。もうミュージック・ホーン鳴らしまくり なのでみんなテンション上がってます(←え?私だけ(^^;))。7000系パノラマカーの時は 最後に『じゃまだ、どけよ、あぶない〜〜ブーーーーーーー』とトランジスタ電気笛も長めにサービスしてくれたりして もう雨の事なんか忘れちゃいます(^^)。



そろそろ車が並び始めました・・・[14時過ぎ]
車の行列 走り初め待ちの車の列
[左] 整理員も出て対応にあたっている
[右] 15時の開通を待つドライバー

   もうお腹がペコペコだったので、近くのカレー壱番屋でいつものカレーを食べてから、 再び犬山橋に戻りました。雨は降ったり止んだりで撮影は非常に困難な状況です。 ツインブリッジの方を見ると、既に何台もの車が列をなして15時の開通を待ちわびております(写真・右)。 犬山方から走ってきたドライバは渋滞と勘違いして並んでしまう場面も見受けられました。 道路に出た整理員の方が事情を説明し、通過する車と開通を待つ車とに整理しております(写真・左)。 どうも道路を見ていると、犬山遊園駅口の交差点で車線が一つ増えるみたいです。 (ツインブリッジは双方向2車線道路で、橋を渡り終えるとまた1車線に戻ります。)

柵の撤去 信号の準備
[左] 柵を撤去し、15時の移行に備える[下記マップA地点から]
[右] 信号の準備も進んでいる[下記マップH地点から。後ろは遊園駅]

   犬山橋の方でも準備は着々と進んでおります。歩行者道路沿いに設置されていた柵が 徐々に撤去され、犬山遊園駅西口の交差点では、信号機の配線を行っておりました。 鵜沼方は比較的移行はスムーズに進んでいるようでしたが、犬山遊園方はそうでもなさそうでした。 というのも、遊園側では、予定されている工事が完了していないため、分離後も暫くの間は車の 誘導をしないといけない状態だったからです。下記マップを参照して頂きたいのですが、 分離直前(14時過ぎ)のこの辺りの状況は、 (1)A-B間及びC-E間の道路舗装は完了していて通行可能だった、(2)B-C間の踏切の工事には 未だ着手していなかった(C地点には通行止めの標識ありました。踏切取り付けの工事が開始さ れたのは17時近くになってからでした)、(3)A-H間の新しい道路は通行可能な 状態にあった、という感じでした。つまり、H地点から犬山遊園駅東口方面(F地点)や川沿い の道(D地点)に行こうとした際、H-A-B-C-E-F或いはH-A-B-C-Dというルートを通行する ことはできず、G地点に立つ整理員のおっちゃんが、名鉄電車の行き来がないのを 確認してから、車の誘導をしていたのです。

反射材の取付け 名鉄バスも最後だ
[左] カーブなので、壁に反射材を取り付けている[下記マップB地点から遊園駅を望む方向]
[右] 名鉄バスが犬山橋を渡るのもこれが最後になった
[下] 遊園側の状況マップ[PowerPointで適当に描いたものですが、状況は把握して頂けるかと]


道路地図    踏切の取り付けや、それに付属する電気工事の準備作業は15時少しまえから 始まっていたように記憶してますが、それにしたって大変です。電車が来る度に 全ての動作を一旦停止しなければならないからです。運行係のおっちゃんも 大変そうでした。『はい、電車来るよー。みんな作業止めて!』ってな感じでしたから。

   丁度いいタイミングで犬山橋を渡る名鉄バスを激写しました。犬山橋を渡る名鉄バス というのも非常に珍しいんですよね(路線バスそのものは朝と夕方に一本ずつしかなかった ように思います)。これが犬山橋を渡る最後の名鉄バスになりました。




運命の時![15時]
開通まであと少し 撮影準備
[左] 開通まであと数分。先頭は土木工事事務所の車だ
[右] もうすぐツインブリッジ開通。テレビ局もスタンバイして歴史的瞬間をカメラに


   遂に運命の時、15時がやってきました(このあたりから雨が上がったりしました)。歩道サイドには テレビ局のカメラが点在して、時が来るのを待ちかまえております。先頭には土木工事事務所の車が 待機してまして、この車が後の一般車両の先導をする形で渡り初めをするようです。 歩道には午前中の式典の時ほどではありませんでしたが、市民が開通の時を待っておりました。 上空にはヘリコプターも旋回しており、まさに地上・上空からこの歴史的瞬間を捉えていたことに なります。そして15時、ツインブリッジは無事開通し、犬山側・各務ヶ原側から車の通行が始められました。

開通! 鵜沼側から車が!
[左] 15時に無事開通!ゆっくりと走り始めた
[右] 鵜沼側からも車がやってきた。犬山橋の道路は閉鎖された



   15時を境にして、犬山橋の方では慌ただしさが一層増し、無秩序に近い状況でした。 車の通行がなくなったと言ったって、橋から走ってくる車がいなくなっただけで、 川沿い方向に行く車(上記マップD方面)、遊園駅東口(上記マップF方面) に行く車の往来は絶えずありますので、整理員は休んでいる暇がありません。 それから、電車が来ない時を見計らって、工事用車両や資材の搬入も始められました。 とはいっても、はっきし言って「だるまさんが転んだ」状態、つまり電車がやって来る度に 全ての動作を止めているみたいでして、かなり大変です。一方、 テレビ局の撮影スタッフや、カメラを持った名鉄ファン達は思い思いの場所でスナップ撮影 をしております(私もその中の一人・・・(^^))。名鉄職員は何人か線路際に立ってカメラを 持った人達が電車に近すぎないようにしているのが解ります。 15時を過ぎてから、時折晴れ間が指すようになりました(ようやく・・・)。

柵の設置 犬山橋から車は来ない
[左] 15時とほぼ同時に柵の設置が始められた[上記マップA地点付近]
[右] 15時を境に、犬山橋では慌ただしさが一層増した[上記マップA地点付近]


柵移動中 分離の瞬間をカメラが捉える
[左] 工事関係者や名鉄関係者の方々が状況を見守る
[右] 分離の瞬間をテレビカメラも捉えている

整理員の誘導による通行がスタート 名鉄職員も大変だ
[左] 晴れ間が出てきた。整理員による車の誘導が始まった
[右] 名鉄職員も線路際に立ち、安全対策


[左] 分離後も混沌とした状況に変わりはない
[右] 電車が来ない時を見計らって工事用車両が搬入される




分離後に8800登場[15時過ぎ]
分離後最初の電車    15時の分離が過ぎて最初にやってきた電車は上りの犬山行・普通でした(6000×4連)。 「祝・ツインブリッジ完成」のマークを付けて。そして、暫くすると遊園駅下りホームに8800が やってきました。私は平日のこの時間に撮影したことがないので、運用をよく知らないのですが、 入ってきました。勿論ミュージック・ホーンは鳴らしっぱなしで、です(^^)。


8800 MusicHorn鳴らしまくり
[上左] 分離後の最初の電車は6000系
[左] あれ?こんな時間に8800がやってきたゾ!
[右] ミュージック・ホーンを鳴らしっぱなしで通過


車の通らない犬山橋なんて・・・
鉄道専用橋    これは分離後の犬山橋です。もう車は通行できない鉄道専用橋になりましたので、 線路の脇を名鉄の職員が歩いています。車の通らない犬山橋なんて・・・ 15時を過ぎて、車の流れが変わってもあまり分離したという感じがなかったのですが、 この光景を見て、分離したことを強く実感しました。数時間前までここを車が通行して いたなんて嘘みたいに静まり返ってます。凄く寂しい感じがしました(Y-Y)。



工事が始まる[16時過ぎ]
工事始まる ガードの取り付け
[左] 車両が搬入され、工事が本格的にスタート
[右] 道路の部分を封鎖するためガードレールが取り付けられた

   16時あたりから工事が本格的にスタートしました。あたり一帯にドドド、ガガガ・・・と工事の 音が響き渡るようになりました。曇りだということもあり、16時を過ぎるとあたりは少し暗く なってきまして、定位置でカメラを構えていたファンの方々も一人、また一人と姿を消していき ました。それにしても工事に従事している方々は大変です。作業を開始したかと思ったら、 また電車が来たので作業中断の合図。その後掲示板に書き込みを頂いた方の情報に 依れば、殆ど徹夜の作業だったようです。工事関係者の皆様ご苦労様でした。 17時を過ぎた頃に、撮影が殆どできない状態になってきたので、引き上げることにしました。 本当に激動の一日でありました。



運用係 踏切代わりの整理員
[左] 運用監視員
[右] 踏切係の整理員


電気工事 電気設備のボックス
[左] ケーブルを敷設するために溝が掘られた
[右] 線路の向こう側に電気設備のボックスが見える





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