佑ちゃん、マサに弟子入り志願　鳥取で一緒に自主トレしたい

　日本ハムの斎藤佑樹投手（２３）が９日、中日・山本昌投手（４６）への弟子入りを志願した。今オフは山本昌がトレーニングする鳥取市のジム「ワールドウィング」で自主トレを行う予定。現役最年長左腕と一緒に汗を流して、プロで長く活躍し続けるコツを吸収するつもりだ。

　「前から（ワールドウィングで）やりたいと思ってました。学びたいです」。この日は大阪市内のホテルで行われたミズノ社の会議に出席。山本昌とあいさつを交わしたが、できればオフの自主トレも一緒にできたらというのが本音。そんな熱い思いを抑えられなかった。

　最も学びたいことはプロの第一線で長く投げ続る秘訣（ひけつ）だ。斎藤は“５０歳現役”という壮大な夢を持っている。この日も「長く（現役で）やりたいのが一番」との思いが変わっていないことを明かした。そんな右腕にとって４６歳の山本昌はお手本中のお手本。その人が続けるトレーニングや体のケアをこの目で盗みたい。そんな思いが弟子入りという行動に斎藤を駆り立てた。

　「コントロールがよくて、変化球に切れがある。勝てる投手ですよね」と山本昌への憧れを口にした斎藤。左右の違いこそあれ、変化球を駆使して直球をより速く見せようとする投球スタイルも似通っている。「時間が合えば」という条件付きながら、“２年目のジンクス”を吹き飛ばし、さらなる飛躍につなげるためにも、斎藤はベテラン左腕との合同トレを熱望した。　（川越亮太）