調査捕鯨船団が出港、民間の護衛船も初同行

読売新聞2011年12月6日(火)14:34

調査捕鯨船団が出港、民間の護衛船も初同行
(読売新聞)

 南極海で今季の調査捕鯨を行う捕鯨船団が6日、山口県下関漁港を出港した。

 調査捕鯨を巡っては近年、反捕鯨団体「シー・シェパード」による妨害活動が激化。昨季は初の活動中止に追い込まれた。今回は水産庁が初めて護衛用の船を同行させるが、決め手を欠くのが実情だ。

 下関から出港したのは、捕鯨船「勇新丸」(720トン)と「第2勇新丸」(747トン)など。水産庁は「安全対策上のため」として日程や船団の規模を公表していないが、例年通りなら母船などと合流し、約4か月間でミンククジラとナガスクジラ計約900頭を捕獲する予定だ。

 南極海での調査捕鯨への妨害が始まったのは2005年。昨季は発煙筒を投げられたり信号弾を発射されたりし、活動は予定より1か月早く打ち切られた。

 このため、同庁は今年度の第3次補正予算に安全対策費などとして約23億円を計上。船団側が用意する監視船とは別に、新たに護衛用の民間船をチャーターした。船には、放水砲や探照灯、小型艇などを装備し、外洋航行能力のある同庁所属の漁業取締船と同等の能力を持たせているという。

 同庁は当初、海上保安庁に巡視船の同行を打診したが、見送られたため、民間船での対応となったという。

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