桜島の爆発が過去最多を更新
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桜島の爆発が過去最多を更新

12月9日 6時13分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

活発な活動が続く鹿児島市の桜島で、8日夜遅くから9日朝にかけて爆発的な噴火が3回あり、ことしの爆発の回数は、これまでで最も多かった去年の896回を上回って年間の過去最多を更新しました。

鹿児島市の桜島では、8日午後11時54分、昭和火口で空気の振動を伴う爆発的な噴火があり、大きな噴石が山の5合目まで飛びました。鹿児島地方気象台によりますと、これでことしの桜島の爆発は、南岳の山頂火口と昭和火口を合わせて897回となり、気象台が昭和30年に観測を始めて以来、最も多かった去年を上回りました。桜島では、さらに9日午前1時40分すぎと午前5時半すぎにもにも爆発的な噴火があり、ことしの爆発の回数は899回となっています。ここ数年、活発な活動が続く桜島では、マグマの上昇によるとみられる地盤の膨張が引き続き観測され、今後も活発な状態が続くとみられています。気象台では「今すぐ大規模な噴火につながる兆候は見られないが、活発化の傾向にあるため、火山灰や今後の推移に注意してほしい」と呼びかけています。