米軍 戦死兵の遺灰をごみ処分場に
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米軍 戦死兵の遺灰をごみ処分場に

12月9日 4時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アメリカ軍が、イラクとアフガニスタンで戦死した兵士のうち、身元が特定できない遺体の一部を焼却したうえで、ごみの処分場に埋めていたとアメリカの新聞が報道し、批判の声が上がっています。

これは、アメリカの新聞ワシントンポストが、8日付けの電子版で、複数のアメリカ軍当局者の話として報じたものです。それによりますと、アメリカ軍は2004年から2008年にかけてイラクとアフガニスタンで戦死した兵士の遺体のうち、爆発などによって激しく損傷し、身元が特定できなくなった2700を超える遺体の一部について、医療廃棄物として焼却し、遺灰を南部バージニア州にあるごみの処分場に埋めていたということです。イラクとアフガニスタンでは6300人以上のアメリカ兵が死亡していて、遺体は通常、東部の空軍基地に運ばれ追悼の式典が開かれています。ワシントンポストによりますと、アメリカ軍では、過去の遺体の扱いについて今からすべてを詳しく調査することは不可能だとしており、議員の一部から、軍の対応が極めてずさんだったとして批判の声が上がっています。