フィギュアスケートの浅田真央選手(21)=中京大=の母、匡子(きょうこ)さんが9日早朝、肝硬変のため名古屋市内の病院で亡くなった。48歳だった。葬儀は近親者で行う予定。
浅田選手は出場予定だったカナダ・ケベックでのグランプリ(GP)ファイナルを欠場して急きょ9日に帰国したが、匡子さんが亡くなった時には間に合わなかったという。
5歳でスケートを始めた浅田選手にとっては「自分のことを一番よく分かっている」という存在。コーチが不在だった時期は匡子さんがコーチ代わりになって、二人三脚で練習に取り組んだこともあった。浅田選手が所属するマネジメント会社によると、匡子さんは今夏から、入退院を繰り返していた。