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皆さん

お待たせしました第2章!!



出来は微妙だけど楽しんでいただければ幸いです
第2章1話:誰が終わったと?


「あぁうんおはようマチ・・・ロングビル姉さん」



サワサワ


「相変わらずいいお尻ですね」


ドンッ!


「ちょっ姉さん!?魔法で弟を折檻するのはよろしくないと思いますよ!?」



「ぎゃぁぁぁぁあああああああああ」




「全くちょっとした冗談じゃないですか・・・だから嫁の貰い手がいないんですよ?」



サワサワ



「あぁやっぱりお尻はいいなぁ~」



ズドンっ!!



「ぐっは!?」



麗らかな日差しの中黒髪で目を包帯でグルグル巻きにした青年が眼鏡をかけた緑色の髪の女性に折檻をうけていた・・・・・・まぁ主に青年が女性にセクハラしたのが問題ではあるが



青年は女性から折檻を受け終わり、自室を出て温かい日差しの中伸びをしている。



ここはトリステイン魔法学院


貴族の子供たちのメイジが魔法を学ぶ場所である。



そして今、他国ではあるが救国の英雄ユウキ・エンドリオール・ル・デファンス・ド・アンペラトリスがいなくなり一年が経った。


彼がいなくなったことによりアンリエッタ姫はふさぎ込み、国自体も急激に衰退していきかつてゲルマニアと肩を並べていたというのが嘘に見える衰退ぷっりである。


宰相であるマザリーニ枢機卿が頑張ってはいるものの甘い汁を吸おうとする貴族は多々おり、対応仕切れずにいた。まして王位も空位のままであるし、王族の一人が姿を見せないとなれば尚更であろう。



そして僕ユウ・・・間違えましたリーブはトリステイン魔法学院で働いているただの青年である。



「おはようございますリーブさん」


「おはようございますシエスタ」


伸びをしていると後ろから可愛い黒髪の女の子が挨拶をしてきた。


彼女の名はシエスタ、僕の世話係みたいな役をしてくれている・・・・・・まぁ最も包帯で目を覆ってはいるが見えるんですけどね



「今日も可愛いですね」


笑顔でニッコリと話し掛けるとシエスタは顔を真っ赤にしつつ



「もう!いつもそんなことばっかり言って!!」



とちょっと怒ったように言ってきた・・・・・・しょうがないですね



サワサワ



「ほらあまりの可愛さに勝手に僕の右手が動くほどですから!!」



シエスタに近づきお尻を撫で回す。



「キャッ・・・・・・リーブさん」


あっ・・・可愛い顔に青筋が



「いやわざとじゃないんですよ!?僕の右手が勝手にシエスタのお尻を・・・ほらシエスタのお尻の形がいいからつい「もう知りませんっ!!」・・・すみませんでした」



敵度なボディーランゲージにより地に伏せらされ、頭を下げる・・・・・・ちゃっかり下から下着を覗くことは忘れない。



縞パンか二次元だからこそ許される究極の秘宝だが可愛い子がつけるならばなんら問題ないな



平謝りしつつもシエスタと一緒に洗濯物を洗っていく・・・盲目という設定なので配膳とかは出来ないのだが、こういう仕事ならできるし皿洗いとかもやっている。


いやぁこんなとこで働けるのもロングビル姉さんのおかげですね・・・いいお尻してますし


実際の弟と言うわけではなく拾われたのだが、まぁそこらへんはどうでもいいです・・・・・・正直な話テファも連れて来たかったが子供たちがいるので無理だった。あぁテファの胸・・・・・・違ったお尻は最高ですからね。まぁ触ると姉さんにぶっ飛ばされるですが



というか胸の何がいいんですか?
今はお尻でしょ?


胸なんて汚れが詰まってるんですよ?
ツルペタな方が清純なんです。


ほら某姫様を見てくださいよ、あんだけふさぎ込んだ振りをしてるけど自分の思い人がいなくなって三ヶ月後には他の男と抱きしめあってたんですよ?


ヘドがでる。



だからこそお尻!!
お尻なら胸みたいに悪意が篭ってませんし!



僕は自分をア○ルキングと自称するほどお尻が大好きですっ!!



あぁなんていう甘美で淫靡な響きなんでしょう・・・あぁお尻に触れていないと禁断症状が!



適度なお尻を求めつつ城の中庭を歩いていると・・・中庭から女の子の泣き声が聞こえた。



なんか昔似たような展開があったような気がしますねと思いつつも女の子のためならたとえ火の中水の中スカートの中、どこにでも参上しましょう!!



行くとそこには散らばった教科書とその真ん中で泣き崩れ桃色核弾頭だった・・・・・・おぉジーザス!


もう今更なのでしょうがなく桃色核弾頭に近づき声をかける。



「どうしたんですか、ミス・ヴァリエール?」



近寄り肩を叩いて優しげに語りかけるとルイズは焦ったように涙を拭き取り何事もなかったかのように無理矢理笑みを浮かべ



「なんでもないわ、ただ転んでしまっただけよ」



その割りには教科書が引き裂かれたような感じがするんですけどね



・・・・・・はぁ公爵家の娘にこんなことして無事で済むと思ってるのかね?


「そうですか」

ルイズの横に立ち無惨な姿になった教科書を拾い上げていく


「あっ・・・」



僕が教科書を拾っていくのを見て困ったような声をあげるルイズ



「なんでこんなことに?」


あまりにも酷かったのでしょうがなく理由を尋ねる。



「私が『ゼロ』のルイズだから・・・」


あれ?昔魔法使えるようになりませんでしたっけ?



「小さい頃は多少は使えたのに急に使えたくなったの・・・小さい頃から簡単なコモンマジックしか使えなかったけど、今じゃそれすらも成功しなくて・・・」

成る程だから虐められてると・・・でも原作のルイズならブチ切れて爺ちゃ・・・オールドオスマンにチクリそうなんですが



「どうしてオールドオスマンに報告しないのですか?」


そう尋ねるとルイズは悔しそうに唇を噛み締め毅然とした眼差しで


「ここで誰かに頼ったら、私は私自身を許せなくなるわ。私は『魔法』の一番弟子なんですもの・・・こんな程度で弱音を吐くわけにはいかないわ」


う~んなんか原作より変に優しく変にプライドが高くなってしまってますね・・・・・・というか『魔法』の一番弟子って



「『魔法』ってあのユウキ・エンドリオール・ル・デファンス・ド・アンペラトリスの・・・様のことですよね?あの方は誰にも魔法を教えようとしなかったのでは?」


「そうよ、あのアルビオンの英雄よ。私が幼少の頃魔法が使えなくて泣いてしまっていた時に彼が現れて私に魔法の使い方を教えてくれたの・・・その時はコモンマジックは使えるようになったんだけど。もう一回教えてもらおうにも今はもう彼はいないし・・・・・・」


ルイズは酷く沈痛そうな赴きをしてうなだれている。



「私は彼と遊んだこともあるのよ?彼は誰にでも平民にすら優しくて私の尊敬する人よ・・・・・・私も彼みたいに一人で強く優しく人になりたいわ」

遠い目をしてさも自分のことのように嬉しそうに話すルイズ



成る程目標になる人を見つけたから性格改変が発生したと・・・・・・原作に介入するしないのレベルじゃありませんよ、これ



桃色核弾頭が桃色不憫になり変わってるよ



あまりのしょうもなさに内心ため息をつきつつ言う。




「強さを履き間違えてはいけませんよ、ミス・ヴァリエール

『魔法』様だって人間です。あの方だってピンチの時は仲間に頼りました。強さには色々ありますが・・・彼が持っていたのは孤高の王たる強さではありません」


ルイズは僕の言葉に不思議そうな顔をしつつもちゃんと聞いている。



「彼が持っていたのは何かを守りたい、何かと共にありたいという思いです」


「じゃあユウキは別に強くなかったってこと?」


「一人で戦うことが強いと言うことではありません、友と共に敵に立ち向かい喜びを分かち合う。これもまた強さの一つです・・・だからミス・ヴァリエール。一人で耐えるのではなく友と共にいてください・・・友を作ることから始めましょう」



僕の言葉に少しだけ納得したように頷き笑顔を浮かべる・・・よしよし


「貴方の名前は?」


「僕はリーブです」


「そう・・・リーブありがとう」


「いえいえお気にせずに・・・」


そう言って破れてズタボロになっていたはずの教科書をルイズに渡し・・・さらに余計なお節介を言う。



「ほらあそこに心配して隠れているミス・ツェルプストーはよき友になれますよ?」


「ふふふそうね、友達になってくれるか聞いてくるわ」



僕の言葉で茂みに隠れていたキュルケがビクッとして驚いていたが、ルイズはそれに気づき笑顔を浮かべてキュルケがいる茂みへと近づいていった・・・・・・あぁもう原作に介入しまくり、これからは今度こそ目立たないにしなきゃなりませんね


まだあの人との約束の時ではありませんから・・・・・・



まぁそれでもお節介はしちゃうんだろうけど・・・・・・なんてお人よしな僕orz


今も余計なことしたし、あぁ渡すついでに魔法で教科書直すとか馬鹿なことをしました。


でもやっぱり女の子の泣いてる顔は見たくないわけで、いやはややっぱり馬鹿だなぁ~




風で揺れる黒髪をガシガシとかきつつ、仕事場にお尻を求めて帰る。



あぁ空が青いなぁ~


今日も最高に幸せな天気だ





《続く》



お楽しみいただけたでしょうか?




というわけで学園編のスタート



リーブが誰かって?

誰でしょうね(笑


わざと1日空けるというただの嫌がらせですが
まぁ気にしないでください




次回もお楽しみに




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