海田町の新庁舎建設問題で、同町議会は6日開会の12月定例町議会で、移転先を県海田庁舎にするよう求める決議案を賛成多数で可決した。一方、10月の町長選で3選を果たした山岡寛次町長は所信表明で、公約だったJR海田市駅南口への新庁舎建設を目指すことを表明し、溝は埋まっていない。
決議では、庁舎建設特別委員会が07年10月以降、24回開かれたが、「進展がない」として、町長と議会の歩み寄りと早期建設を要望。町議会は09年12月、町営プール跡地を候補地とする決議をしたが、今回の決議で場所を変更した。
山岡町長はこの日、「海田市駅南口に多様なサービス機能を備えた新庁舎を建設していく決意」と述べ、公約通り進める考えを強調。新庁舎の移転先を巡って、3期目も議会との対立が続く構図だ。【寺岡俊】
毎日新聞 2011年12月7日 地方版
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