UPDATE1: EU加盟27カ国の支持による条約改正で合意できず=外交筋

2011年 12月 9日 12:38 JST
 
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 [ブリュッセル 9日 ロイター] 欧州連合(EU)の外交筋3人によると、EUはEU条約改正について、加盟27カ国の支持を得ることができなかった。条約改正はEU全体ではなく、ユーロ圏加盟国と改正を支持するその他の国で合意される可能性がある。

 1人の外交筋によると、キャメロン英首相が、独仏に対し困難な譲歩を要求したため、27カ国で合意できなかったという。

 一方、ユーロ圏の恒久的救済制度となる欧州安定メカニズム(ESM)の規模については、5000億ユーロを上限とすることで合意した。外交筋によると、この上限はESMが導入される2012年7月に再検討が行われる。

 EU首脳はまた、債務危機への対応に向け、国際通貨基金(IMF)の財源を拡大するため、総額2000億ユーロ(このうち1500億ユーロはユーロ圏が拠出)の二国間融資をIMFに提供する選択肢を検討することでも合意した。

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