'11/12/8
オスプレイ、夏前にも岩国へ
米海兵隊の新型垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」が、来年夏前にも岩国基地(岩国市)や中国地方で飛行訓練を始める可能性が出てきた。米海軍が来春、佐世保基地(長崎県佐世保市)に同型機を搭載可能な強襲揚陸艦を配備するのに伴う動き。中国地方に新たな騒音問題や墜落などの危険が持ち上がる懸念がある。
在日米海軍司令部広報・報道部(神奈川県横須賀市)への取材で7日までに分かった。
同部は現在、佐世保基地を拠点にする強襲揚陸艦エセックスに代わり、来年春には米カリフォルニア州サンディエゴを母港とするボノム・リシャールを配備することを明らかにしている。
今回の取材で同部は、(1)同艦は本国でオスプレイに対応可能な飛行甲板へ改修作業を終了(2)両艦は佐世保基地で司令官や部隊交代などの引き継ぎを行う―などと回答。「オスプレイを引き継ぎで配備する意図はない」としているものの、艦運用と同時の配備で即応体制強化を狙う可能性が高い。
この状況から、米海兵隊は来年夏前にもオスプレイ24機のうち12機を普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に先行配備し、ボノム・リシャールで運用。同時に岩国基地や中国地方の飛行ルートも使い、訓練するとみられる。
岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会の坂本千尋事務局長は「エセックスの艦載ヘリコプターがこれまで岩国市周辺で目撃されており、オスプレイも同市周辺を飛ぶことは間違いない」と指摘する。
米海兵隊は、オスプレイの普天間配備に先立って岩国基地や中国地方の飛行ルートなどでの環境審査に着手。来年春までに終える予定であることを明らかにしている。
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