ミャンマー問題を担当するアメリカ政府の代表が、8日から日本、韓国、中国を訪問することになり、クリントン国務長官によるミャンマー訪問を受けて、民主化の進展をミャンマーに促すための連携を深めるねらいがあるものとみられます。
アメリカ国務省の高官は、ミャンマー問題を担当するミッチェル特別代表が、8日から13日にかけて、韓国、日本、中国の順で訪問することを明らかにしました。今回の歴訪で、ミッチェル代表は、アメリカの国務長官としては56年ぶりとなった先週のクリントン国務長官のミャンマー訪問について、各国に説明するものとみられます。クリントン長官のミャンマー訪問では、政治犯の釈放などの民主化の進展しだいで経済制裁の解除を検討する考えを示すなど、両国は関係改善に向けて動き出すことになりました。このため、ミッチェル代表は、さらなる民主化の進展をミャンマーに促すため、日本や韓国との連携を深めるとともに、ミャンマーとの結び付きが深い中国に対しても協力を求めるねらいがあるものとみられます。