野田佳彦首相は16日の参院予算委員会で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加の是非を争点にした衆院解散・総選挙について「民意を踏まえた十分な議論をしながら、与野党で合意形成することがまずは大事だ」と否定的な見方を示した。公明党の山本香苗氏の質問に答えた。
交渉参加に関する日米首脳会談での首相発言を巡り、日米両政府の説明が食い違っている問題について、首相はいったん訂正を求めたものの、米側が応じなかったことを明らかにした。公明党の木庭健太郎氏への答弁。
交渉参加のタイミングについては「原則の部分でも詰まっていない部分が相当ある。仮に交渉参加するならば、(ルール作りは)十分に時間をかけて交渉できる余地がある」との認識を示した。たちあがれ日本の片山虎之助氏への答弁。【佐藤丈一、笈田直樹】
毎日新聞 2011年11月17日 東京朝刊
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