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“ロシアと対話で理解求める”

12月8日 8時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アメリカがヨーロッパで進めているミサイル防衛計画について、ロシアが相次いで対抗措置を打ち出している事態を受けて、NATO=北大西洋条約機構は7日、ロシアとの対話を通じて理解と協力を求める方針を確認しました。

アメリカがヨーロッパで進めているミサイル防衛計画を巡って、ロシアは、NATOの加盟国のポーランドなどと隣接する、飛び地のカリーニングラード州に、最新鋭のミサイルの配備を発表するなど、相次いで対抗措置を打ち出しています。この問題について、NATOは7日、ブリュッセルで開いた外相会議で対応を協議し、ヨーロッパのミサイル防衛計画はロシアの戦略的な抑止力を損なうものではないとして、ロシアとの対話を通じて理解と協力を求める方針を確認しました。会議のあと記者会見したラスムセン事務総長は、「ミサイル計画に対抗して、隣接する場所にミサイルを配備するという対応は、過去の対立を思い起こさせる」と述べ、ロシア側に自制を求めました。NATO外相会議は8日、ロシアのラブロフ外相を交えて、この問題について協議することになっています。