１６歳少年「刃物はネットで買った」

TBS系（JNN） 12月7日(水)19時0分配信

　埼玉県三郷市で女子中学生を刃物で刺したとして１６歳の少年が逮捕された事件です。少年の自宅から押収された２０数本の刃物の中には、刃渡りが５０センチほどの殺傷能力が高いものが含まれていました。その購入先について、少年は「刃物はインターネットで買った」などと供述していることが警察への取材で新たに分かりました。

　頭からジャンパーをかぶり車へ乗り込む少年。先月、三郷市の路上で下校途中の女子中学生（１５）のあごを刃物で突き刺したとして殺人未遂などの疑いで逮捕された通信制高校２年の少年（１６）が７日朝、送検されました。自宅からは２０本以上の刃物が押収されていますが、中には刃渡りが５０センチほどのものや、短剣のような形をしたものなど複数の種類の刃物があったことが警察への取材で新たにわかりました。

　さらに、「刃物はインターネットで買った」。
　刃物の購入先についてこう供述しているという少年。条例で未成年への販売が禁止されているダガーナイフのような刃物も押収されていることから、警察は刃物の多くはインターネットなどの通信販売で購入していた可能性が高いとみて裏付け捜査を進めています。

　一方、少年が先月まで通っていた高校では、事件を予感させる異様な行動が目撃されていました。

　「（少年が）学校に猫の首らしきものを持ってきていたという騒ぎがあった。（容器は）ビニール袋とかプラスチックのような物だったと聞いている」（高校の関係者）
　「（少年に）猫の生首を見せられた。“水に塩漬けした”と言っていた」（元同級生）

　ナイフの収集に動物への虐待。少年は、千葉県松戸市で小学２年生の女の子が切りつけられた事件についても「オレがやった」などと関与を認めていて、警察は少年が殺意を持って犯行をエスカレートさせていったとみて動機の解明を進めています。（07日16:33）