皇居のランニング ルール作りへ
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皇居のランニング ルール作りへ

12月8日 5時47分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

皇居周辺を走るランナーが増加し、歩行者から「危険を感じる」などといった苦情が多く寄せられていることを受けて、東京・千代田区は、ランナーや歩行者の代表などで作る組織を、今月21日に新たに発足させ、安全な環境整備やルール作りを検討していくことになりました。

千代田区の皇居周辺では、健康志向の高まりを背景に、アマチュアランナーの数が増え、ことし2月、観光協会などで作る団体が行った調査では、平日の多い日で延べ6400人、休日では延べ1万人を超えるランナーが通過しました。千代田区は、ランナー向けの看板を設置して、歩行者への配慮を求めてきましたが、歩行者からは、ランナーと接触して恐怖を感じたとか、後ろから罵声を浴びせられたといった苦情や意見が多く寄せられているということです。こうしたことから、千代田区は、新たな組織を立ち上げて、対策を検討する方針を固め、その第1回目の会合が、今月21日に開催されることになりました。国際大会でも活躍したマラソンランナーの谷川真理さんら、ランナーの代表と、歩行者の代表、さらに警察や交通の専門家も委員として加わり、歩道を広げるなどの環境整備、衝突を避けるため、ランナーが走る方向を反時計回りに制限するなど、新たなルール作りを話し合うということです。千代田区では、現状を改めて調査しながら、定期的に会合を開き、来年度中には結論をまとめたいとしています。