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2011年12月7日(水) 19:11 |
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長女遺棄致死、育児放棄の実態は
岡山市北区で、肺炎にかかった1歳の長女の看病をせず、今年8月に死亡させたとして両親が逮捕された事件です。 その後の取材で、両親が日常的に育児を放棄していた様子が浮かび上がってきました。 行政は、救いの手を差し述べることが出来なかったのでしょうか。
保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕されたホストクラブ従業員・小椋卓哉容疑者と、妻のパチンコ店従業員・明寿花容疑者。 警察などによりますと2人は去年春、生まれたばかりの長女・瑠癒菜ちゃんを連れて現在のアパートに引っ越してきました。 その直後、瑠癒菜ちゃんが急性の咽頭炎にかかり入院します。 病院側は長期の入院を勧めましたが、両親は「家で面倒見ますから、もういいです」と入院3日目で連れ帰ったということです。 夫婦の間ではけんかが多かったといいます。 そして、今年の春になると部屋から度々、瑠癒菜ちゃんのものと見られる激しい泣き声がするのを、近所の人が聞いていました。 生後2か月で岡山市に引っ越してきた瑠癒菜ちゃん。 しかし、その時点で両親は、親子手帳の再交付などの手続きをしていませんでした。 また、生後3か月から5か月の赤ちゃんを対象にした無料の健康診断も受けておらず、しかも、生後8か月のタイミングで一家の住民票は、何らかの理由で岡山市以外の場所に移されていたのです。 無料の検診を受けることすら拒んだ両親。 その結果、命を落とした瑠癒菜ちゃん。 警察は、2人の育児の実態について調べを進めています。
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