宮城・女川 がれきを東京で処理へ
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宮城・女川 がれきを東京で処理へ

12月7日 16時1分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

震災で出た宮城県女川町のがれきの一部が東京都内で処理されることになり、がれきを運び出す作業が始まりました。宮城県内のがれきを東北地方以外の自治体が受け入れるのはこれが初めてで、作業は再来年の3月まで行われる予定です。

女川町では、震災で出たがれきが44万4000トンに上っていて、このうちおよそ10万トンを東京都が受け入れることになっています。受け入れの対象は、木くずなど燃えるもので、7日は仮置き場のそばにある処理施設で、金属類や危険物などを取り除く作業が行われました。このあと、▽がれきや、▽がれきを選別する場所、▽がれきが積み込まれたコンテナで3回にわたって放射線量の測定が行われました。コンテナはトラックで仙台市に運ばれ、9日に貨物列車で東京へ向けて出発します。東京都内では、岩手県宮古市のがれきの処理がすでに行われていますが、宮城県内のがれきを東北地方以外の自治体が受け入れるのはこれが初めてで、作業は再来年の3月まで行われる予定です。女川町の木村康行課長は「がれきの仮置き場の大半は住宅地にあるため、処理が進まなければ復興できない。東京都に感謝したい」と話しています。また東京都環境局の今井正美課長は「搬出時には放射線量の測定を3回行うなど十分安全を確認していることを東京都の住民に説明していきたい」と話しています。