大毅の完敗に清水複雑／ＢＯＸ

　プロボクシング・ＷＢＡ世界ダブルタイトルマッチ（７日、大阪府立体育会館）今回のタイトルマッチを前に「休養王者」扱いとされた清水はこの日、大阪で行われた大毅の試合とほぼ同時間帯に、東京・後楽園ホールで行われた所属ジムの興行にスーツ姿で登場。リング上から「いま大阪でタイトルマッチは行われているけど、正規王者は自分と思っている」と話し、観客から大喝采を浴びた。

　帰り際、報道陣から大毅の判定負けを知らされると、一瞬眉を動かして「複雑…」とポツリ。「自分の中では“挑戦者決定戦”なので、どっちが勝っても王者として挑戦を受けるつもりだった」と、勝者テーパリットとの王座統一戦へ向けて気持ちを切り替えた。

　８月末の世界戦で負った右眼窩底骨折は治り、今月５日からスパーリングも再開。ジムの金子健太郎会長は「今後はテーパリットと（王座統一戦に向けて）交渉していく」と、一連の騒動の早期収束を模索していく考えを明かした。

（紙面から）

• 清水、ＪＢＣの回答に「がっかり」／ＢＯＸ
• 清水の休養王者問題、ＪＢＣが回答書送付
• 清水が地元の福井で一日署長／ＢＯＸ
• 清水の所属ジム、休養扱いで公開質問状／ＢＯＸ
• 清水側、亀田プロは「許し難い暴挙」／ＢＯＸ