日常に近い!?ふと口ずさむ感じの歌――小さい女の子とか、Perfumeに憧れていると思いますよ。
【のっち】 わたしがもし今小さかったら、Perfumeに憧れていたかなあ? ――きっとみんな「昨日の『MUSIC JAPAN』観た?」とか学校で話しているんですよ。
【あ〜ちゃん】 そうなんですかね〜!『MUSIC JAPAN』のわたしたちなんて、座ってニコニコしているだけですけど(笑)。「もうちょっと働いた方がいいんじゃないかな?」っていう説もあります(笑)。 ――(笑)「時の針」とか「心のスポーツ」は、とくに小さい子が一緒に歌いやすいかもしれないです。
【かしゆか】 今回は鼻歌しやすい歌がいっぱい入っていますね(笑)。わたしたちもよく鼻歌をしています。 ――その変化の理由は、中田さんも語らず?
【あ〜ちゃん】 そうですね。でも、それこそ「スパイス」で歌っているみたいに<知らないほうが いいのかもね>だと思います。作詞した人に意味を詳しく聞くのって、愚問だと思うんですよ。書いた瞬間の気持ちがあるんだろうし、その想いは全て歌詞に書き記してあるんだろうし。でもわたし、それを中田さんに一度しちゃったことがあるんです(笑)。「SEVENTH HEAVEN」のときなんですけど。<天国へ>って、急に天国へ行っちゃうから、「なんでですか?」って普通に聞いちゃったんです。そうしたら「まあそれは天国へ行っちゃうくらいの飛んだ気持ちと言うか」って答えてくださったんですけど、今考えたらすごいこと聞いちゃったなと(笑)。中田さんは謎めいたミステリアスな雰囲気があって、わたしたちも詳しいことを聞かない。だからこそ特別な存在でいてくださるのかなと思います。例えば「神様って何やっているのかな?」って調べないじゃないですか(笑)。視聴者さんの感覚と同じように、わたしたちにとっても中田さんはミステリアス。だからわたしたちもとくには詳しいことは聞かないで、自分たちで想像をふくらませて楽しんでいるんです。それで良いんだなと思います。小さい子とかも想像してくれているんですかね? ライブにも新しい楽しさが出てくる――自由に想像していると思いますよ。あと、言葉の響きの気持ち良さを無邪気に楽しんだり。
【あ〜ちゃん】 そういう楽しみ方は抜群だと思います(笑)。中田さんも言葉の響きを大事にしていろんな歌詞を書いてくださっているはずだから。「心のスポーツ」の<ほっぺたにキス>とかも、そういう楽しさがあって。音の響きがバッチグーな曲ばかりです!!物語がちゃんとありつつ、音の響きが音程と合っている歌詞。天才的ですね。 ――「心のスポーツ」ってタイトルも響きが良いですもんね。しかも<恋はきっと そうねきっと 心のスポーツなんだよねLOVE>って、すごく恋の本質を突いている気がしますし。
【あ〜ちゃん】 すごくスタイリッシュな表現ですよね。 ――歌詞に関して言うと「Have a Stroll」は新しい作風だと思いました。日曜日のお昼のことを時間経過通りにじっくり描いているから。
【のっち】 日記みたいですもんね。 ――こういう新曲がたくさん生まれたから、Perfumeのライブもまた新しい楽しさが出てくる気がします。一緒に大合唱できる瞬間が増えそう。
【あ〜ちゃん】 それは嬉しいですね。中田さんにもリクエストしたんですよ。「みんなで楽しめる曲。ホー!って言ったらホー!、イエー!言ったらイエー!って返してくれるような感じが歌の中にも欲しいんです」って。 ――「メガネ!コンタクト!裸眼!」っていう定番のやり取りだけじゃなく?
【あ〜ちゃん】 歌のなかでそういうやり取りがなかったんですよ。「wonder2」くらいで。一緒に歌える曲ってあんまりなくて。「スパイス」もかけ合いができそうですよね。 ――ライブが楽しみになってきました。あと、シングルで出て、すでに聴き慣れているはずの曲の魅力を改めて実感できるのも、このアルバムの大きな楽しみですよ。例えば「575」ってやっぱり良い曲です。ラップがカッコイイし。
【あ〜ちゃん】 ありがとうございます(笑)。 ――この前KREVAさんとお会いしたんですけど、「イベントでPerfumeと一緒になったときに、「575」でゲストに出てくださいって頼まれて。でも出番の関係で断っちゃったのをすごく後悔したんですよ」っておっしゃっていました。
【のっち】 良い人だあ(笑)。 (文:田中 大/撮り下ろし写真:原田宗孝) RELEASE
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