ここから本文です
最終更新:2011年12月7日(水) 23時34分

福島第一原発「汚染水」、海に放出計画

動画を他のプレイヤーで見る


 東京電力・福島第一原発の建屋に1日あたり400トンの地下水が流入し、貯水タンクの許容量を超える可能性があることがわかりました。東京電力は、この汚染水を浄化した上で海に放出する計画を立てています。

 東京電力の資料などによりますと、福島第一原発の敷地で1日あたり400トンの地下水があふれ出て、1号機から4号機の建屋内に流入していることがわかりました。

 この地下水は高レベルの汚染水と混ざり循環装置で浄化されていますが、地下水の流入で増えた分は処理しきれずにタンクに貯水されています。東京電力は、今月中に2万トン分のタンクを増設しますが、敷地面積の関係からそれ以上は困難で、早ければ来年の3月にはタンクの許容量を超えると試算しています。

 このため東京電力は、この汚染水を法律で定められた基準以下に浄化した上で海に放出する計画を立てていますが、漁業関係者は地下水の流入を止める対策が先決だとして強く反対。漁業団体は8日、東京電力に対して抗議を予定しています。(07日23:28)

2011年12月8日(木)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ

列島トピックス