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【千葉】放射性物質含む汚泥 住民「搬入中止を」知事に陳情書君津、富津両市内にある民間の産業廃棄物最終処分場への、放射性物質を含む汚泥などの搬入中止を求め、住民団体の「放射性物質から生命(いのち)を守る市民の会」(山田周治会長)は二十八日、一万二百二十四人の賛同署名を添えて、森田健作知事に陳情書を提出した。 同会は「小櫃川の水を守る会」はじめ、両市や木更津、袖ケ浦、市原の各市内などで活動する十一の環境団体と個人八十四人で今月初めに発足。陳情書では「小櫃川は五市・三十五万人の水道水源で、(富津市内を流れる)湊川とともに農業用水としても使われている」として、両川上流部に設けられている処分場へ放射性セシウムの含有汚泥や焼却灰を運び入れることの即時中止を要望した。 陳情後、会見した山田会長らは「県は、国が一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル以下なら埋め立て処分ができる基準を示したことを理由に、セシウムを水源地に入れることを容認している。独自の判断基準を定めてほしい」と訴えた。 (堀場達) PR情報
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