二本松 一部コメ基準超放射性物質
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二本松 一部コメ基準超放射性物質

12月7日 21時9分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島県二本松市の旧渋川村で収穫されたコメから、新たに、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。福島県によりますと、この水田のコメは流通していないということです。

新たに基準を超える放射性セシウムが検出されたのは、福島県二本松市の旧渋川村の水田で収穫された玄米で、国の暫定基準値である1キログラム当たり500ベクレルを超える、780ベクレルのセシウムが検出されたということです。福島県によりますと、同じ水田からはおよそ1トンのコメが収穫されていますが、いずれも収穫した農家やこのコメを譲り受けた近所の住民が保管していて、出荷されたものはないということです。この地区では、すべての農家を対象にした県による緊急の検査はまだ始まっていませんでしたが、6日、コメを譲り受けた住民が市の検査施設で簡易検査をしたところ、暫定基準値を超えたため、県が改めて検査していたということです。基準値を超えるセシウムが検出されたことを受けて、福島県は、二本松市の旧渋川村を対象にコメの出荷を自粛するよう求めるとともに、緊急の検査の時期を早めることを決めました。旧渋川村は二本松市北部の福島市に隣接する地区で、248戸のコメ農家があるということです。基準を超えるセシウムの検出は、福島市の大波地区と渡利地区、伊達市の旧小国村と旧月舘町に次いで、5地区目です。